京王杯SC

昨年末で引退したダイアトニックは1400重賞を4つも制したこの距離のスペシャリストだった。最近は得意分野が細分化されてきて、グレナディアガーズ、ダノンファンタジー、ラウダシオンなど、スプリントでもマイルでも足りないけど1400でこそという馬の活躍が目立つ気がする。一方で今年の京王杯SCは1400経験のないマイラーたちが人気を集めていていかにも信頼度が薄い。穴馬券の匂いがする。

メンバー中で1400巧者と言えばダディーズビビットとラウダシオン。しかしあいにくの雨。雨量は多くなさそうだけど午後も降り続けるようで、メインの頃には馬場は稍重か重だろうか。2頭とも巨漢馬で雨を苦にするタイプなので少々減点せざるを得ない。

 

本命はトゥラヴェスーラ。3年連続道悪だった高松宮記念で4,4,3着と好走し続けた道悪巧者。スプリントだと脚質的にどうしても展開頼みだけど、1400なら2年前のこのレースでタイム差なしの2着、阪急杯でも0.1秒差の2着、スワンS阪神Cでも0.2秒差で安定して走っている。これくらいの距離の方が末脚が間に合いそう。京王杯はもともと外有利のレースだし、雨も降ってチャンス増大。他に大した馬もいないし、ここは思い切って頭まで突き抜けるチャンスではなかろうか。

 

相手はウインマーベル。この馬も1200だと少し忙しい印象で、1400の方が強い気がする。2走前は59キロを背負って後方からの競馬になったのが辛かったし、前走高松宮記念は不良馬場。3歳時の能力の高さを思えば軽視できない。

 

◎トゥラヴェスーラ

○ウインマーベル

▲ダディーズビビット

△ラウダシオン

△レイモンドバローズ