高松宮記念

GI馬7頭参戦はこのレース史上最多だそうな。最強短距離馬グランアレグリア大阪杯へ向かうのと入れ替わるかのように、沢山のマイラーが手薄なスプリント路線へ続々と参入してきた。1200初経験の馬が人気サイド含めて6頭なんてこれまであったんだろうか。

00年代のこのレースは、キングヘイローから始まって、クラシックやマイルGIで高い実績を持った馬が毎年のように高松宮記念を勝っていたんだけど、ここ10年くらいはそういう例が一気に減った気がする。むしろロードカナロアを筆頭に、このレースで負けたストレイトガールやグランアレグリアあたりもマイルGIで圧倒的な強さを見せたりして、スプリントからマイルへの逆輸入現象の方が目立つようになってきた。最近マイルから距離短縮してきたインディチャンプやラウダシオンあたりもコロッと負けているし、最早そんな簡単になぎ倒せるほどスプリントのレベルは低くない、ということだろうか。

1番人気レシステンシアは前走の逃げ切りは見事だったけど、レコードの出る高速馬場の阪神1400開幕週で単騎で逃げるのと、時計がかかって他にスピード馬もいる中京1200GIではかなり状況が違う。トライアルで逃げて勝った馬はGI本番で人気して負けることが多くて期待値が低い。

 

本命はライトオンキュー。キーンランドCシルクロードSでは外差しの追い込みに屈したものの負けて強しの内容だと思う。ずっと主戦だった古川吉洋から横山典弘への乗り替わりもプラスだと思うし、得意の内枠を引いて、道悪実績も十分。頭で期待したい。

相手は素直にダノンスマッシュ。内のダノンファンタジーも前走は出遅れが痛かったと思うので押さえておきたい。

 

◎ライトオンキュー

○ダノンスマッシュ

▲ダノンファンタジー

△レシステンシア