札幌記念

最近の札幌記念は1番人気が勝てていないけど、13頭以下の少頭数のレースになると1番人気の信頼度は格段に向上する。プログノーシスも少頭数の競馬なら安定して走る。取りこぼしは少し考えにくいか。

プログノーシスが早めに仕掛けて前を掃除するなら、ヒモには体力のある後方の差し馬を連れてくる。相手はステラヴェローチェとポッケリーニ。

 

◎プログノーシス

○ステラヴェローチェ

▲ポッケリーニ

 

頭固定三連単で。

関屋記念

関屋記念と言えば7,8枠が非常に強く、内の1‐3枠もそこそこ来るけど中枠はほとんど来ないという極端なトラックバイアスがあるコース。そして逃げ先行が有利。道中スムーズに進めて直線でいかんなく息の長い末脚を発揮する必要がある。直線が下り坂のせいか馬体が大きい馬が一度加速すると止まらないのも大きな特徴だと思う。

この夏の新潟芝は時計が速くて、特に内回りコースでは極端なほどの内枠有利が続いている。しかし外回りコースになるとそうでもない。今回のメンバーを見渡しても内は追い込み馬やスタートが悪い馬が多め。先行力のある馬はかなり外に固まっているし、内の馬は被される格好になって好位を確保するのが少し難しいかも。

 

本命はトゥードジボン。逃げたら6戦5勝。特に前走米子Sが快勝だった。前半4F46.6-5F58.0のペースを自分で作って走破時計1.31.5はお見事。京都競馬は高速馬場が続いていたけどこの時期は逃げ馬の勝率はむしろいつもより低めで、後続に1馬身半の差をつけた完勝ぶりは今のこの馬の地力の高さを表している。この前週に3勝クラスでジュンブロッサムが1.31.5、その少し前にも1.31.8が出ているけど、いずれも前半4Fは45.6, 45.3と1秒以上速いペースで引っ張る馬がいた中で中段から差し切ったレースなので、自分でペースを作ったトゥードジボンの方が上の評価をできる。今回もあまり人気はしておらず、マイペースで逃げられそう。この馬を負かせる馬はそう多くないと判断した。

 

ジュンブロッサムは人気先行タイプ。高速馬場や少頭数で純粋に身体能力を競えばそこそこ強いけど、前走は相手にも恵まれたと思うし、いきなりフルゲート重賞1番人気は荷が重いのでは。3歳ディスペランツァはスタートが下手。最内でデムーロだし後方に置かれるとさすがにきつい。ロジリオンはNHKマイル3着が光るけど、この手の東京マイルGI高速決着特有の激走馬はその後が続かないイメージが強い。無難に強そうなのは外枠からスムーズに先行できそうなプレサージュリフトだけど、この馬は先行策と安定性を身に着けたのと引き換えに大物感を失ってしまった印象。オープン特別ですら人気先行という感じなので重賞ではどうだろう。

 

対抗はサクラトゥジュール。こちらは走っても走っても人気しないタイプ。気性難もあって成績が安定しないけど、時折大物感のある走りを見せている。特に左回りの高速馬場で内から抜け出して逃げ馬を捕まえるというのはメイSと東京新聞杯で2度も見せたこの馬の必勝パターン。520キロ超の馬体を誇るので58キロもそれほど気にならず、むしろ新潟外回り適性がかなり高いのではという期待の方が大きい。去年はこのレース6着だけど、外枠から最後方待機した作戦が大外れした上に直線でも一瞬狭くなるシーンがあって明らかに力を出し切れていなかった。この馬に限っては内枠で前に壁を作れれば折り合いがつきやすくなる。今年東京新聞杯で負かした馬たちはその後かなり活躍しているし、ハンデを加味しても実力は一番上だと思う。

 

◎トゥードジボン

○サクラトゥジュール

 

トゥトゥ馬券で馬連一点勝負。

 

クイーンS

内枠が強いレースなんだけど、ボンドガールは実績が少なすぎるしウンブライルも1400の方が強かった馬なので、あまり食指が動かない。マイペースに持ち込めれば小回り1800得意のコンクシェルが押し切れるかも。こちらは頭で買いやすい。

前走強かったわりに人気していないアルナシームも気になる。あと道悪になると斤量差の影響が少なくなるのか重ハンデの馬の成績が上がる。3歳馬を切ってスタニングローズやモリアーナを拾ってみよう。

 

◎コンクシェル

○アルナシーム

▲スタニングローズ

△モリアーナ

△ドゥアイズ