桜花賞

悔しいのでちょっと回顧。
普段巡回している予想ブログの方々が片っ端からアエロリットとアドマイヤミヤビ推しだったから、逆に嫌な予感したんだよなw。人気なかったしそりゃみんな買いたくなる。しかし壮大な釣りだった。


アドマイヤミヤビの手応えのなさには場内騒然だった様子。直接の原因はともかく、予想する側としてはもっとクイーンC直行ローテを疑うべきだった気がする。皐月賞は共同通信杯からの直行ローテがむしろ最近のベストローテーションになりつつあるけど、桜花賞はクイーンC直行組の成績は( 0 4 4 31 )と相変わらず酷いまま。牡馬と牝馬は違う。それよりは阪神JF組や、阪神の桜花賞トライアルをしっかり使ってきた馬を評価するべきだった。
桜花賞で穴馬を狙うなら、まずはトライアルで負けて人気を落とした馬。これは過去も昔も変わらない。阪神外回りになってからはオークスでも戦えそうな馬でないと桜花賞では来なくなったイメージがあったけど、改めて見返すと、一雨降ったり馬場や展開次第でいろんなパターンがある。凝り固まったイメージではおいしい穴を取り逃してしまう。今回人気と実力の乖離が最も大きかったのはレーヌミノルだろうから、距離適性とか置いといてまずここから入るのが正解だった。


アエロリットはアドマイヤミヤビと違って前から進めていれば馬券圏内に残れた可能性は十分あったと思うけど、あの乗り方は何だったのか。
気になって横山典の成績を過去に遡って調べてみたらちょっと愕然とした。昔はずっと長い間勝率12-16%、単勝回収率75-90%台で推移していたのに、2015年からは勝率10%、回収率は30-50%程度に落ち込んでいる。重賞に限ればもっと酷くて、ここ3年は勝率は4-6%台、単勝回収率は15-40%台という散々な成績。ここ2年ほどは岩田康誠の突然の絶不調が有名で、それも最近ようやく長いトンネルを抜けた感があるけど、横山典弘がこんな衰えているとは思ってなかった。
名手と言われることも多いけど、もともと他の全てのクラスでは勝率14%前後なのにGIでは勝率は6.7%にまで下がる、大一番で勝てない騎手。GIでは2着が多いことで有名だけど、その連対率ですら他のクラスでは26%前後なのにGIでは18%にまで下がってしまう。結局、大舞台には向かない騎手なのだ。それでいて最近の不調。当分は「積極的に消す騎手」リストに入れて覚えておきたい。