桜花賞

ソウルスターリングとアドマイヤミヤビの2頭がもう少し人気を分け合うかと思っていたけど、意外なほどソウルスターリングに偏ってしまった。土曜の昼にはどうも単勝3000万ほど突っ込んだ人もいるらしい。仮にそれがなかったとしても、他の券種の売れ方から実質ソウルスターリングが1.2-1.3倍、アドマイヤミヤビは5-6倍相当になるようだ。


どちらも牡馬クラシック級を軽く撃破していてここまでほとんど底を見せていない。両方の主戦だったルメールはソウルスターリングを選んだけど、代わりにデムーロが乗ってくれるなら鞍上は五分。2頭とも前走を1.33.2という優秀な時計でクリアしていて、ラップ構成もよく似ている。ただ当時の東京と阪神を比べると僅かながら阪神のほうが時計が出やすかったのではないかと思っている。チューリップ賞の1.33.2は翌日の低レベル古馬準オープンよりペースは速かったのに走破タイムで0.1秒劣る。それよりは節分Sのグレーターロンドンを上回る時計を記録したクイーンCの方が上の評価すらできる。
桜花賞が今の外回りで施行されるようになった10年間のうち、単勝1倍台の人気を集めた馬は5頭。そのうちウオッカ、ルージュバック、メジャーエンブレムという牡馬相手にも通用した強豪があっさり負けている。人気に応えたブエナビスタとハープスターも、その圧倒的な才能のわりにはギリギリの僅差で薄氷の勝利だった。雨がどんな影響をもたらすかも分からないまま、ソウルスターリングの1倍台の一本被りは危険と見た。アドマイヤミヤビから入りたい。


◎アドマイヤミヤビ
○アエロリット
▲ソウルスターリング
△レーヌミノル


アドマイヤミヤビを評価する以上、ヒモで買いたいのは当然アエロリット。1勝馬ながら連対率100%で、負けた3戦はいずれも早めに抜け出して差されてしまう負けて強しの内容。特に前走では残り200でアドマイヤミヤビに捕まったもののその後よく食らいついて後続を突き放した。クロフネ産駒は道悪苦手のようなイメージだったけど実際に調べるとそんなこともなく、むしろ上のクラスでは道悪のほうが成績が良い。相手なりに走れそうなタイプでもあるしGIで人気が落ちたここが狙い目。


◎○の馬連1点と、◎頭固定三連単。


万一ソウルスターリングが飛んだ時向けに三連単のヒモでレーヌミノルを追加。堅実な成績なのにトライアルで負けて人気を落とした、いかにも桜花賞で巻き返しそうなタイプ。1600の距離と外回りコースがどうかだけど、騎手が池添に替わって道悪になると違った面が見れるかも。