桜花賞

人気が集中したルージュバックはかなり強そうだけど、マイル未経験、多頭数も未経験、きさらぎ賞からのぶっつけ本番、戸崎も1〜3番人気でGIに勝ったことがない等、いくつかの不安点がある。他にも強そうな馬は揃っているのでこの馬はヒモまでに留めたい。
同じく3戦無敗のクイーンズリングもかなり強そうで鞍上も魅力的だけど、前走マイナス20キロだった馬体減の影響がどう出るか。同じようなパターンでスイープトウショウやリトルアマポーラが過去に飛んでいるのが気がかり。


チューリップ賞上位組も侮れない。阪神JFでも好走していてこのコースへの適性と能力は確かだし、かかって逃げる形になりながら最後まで粘ったレッツゴードンキ、大外から一頭飛んできたディープインパクト産駒アンドリエッテ、そして毎度毎度出遅れながら安定して好走するココロノアイともに有力だと思う。
4着以下は少し離れたけど、1番人気で飛んだクルミナルも見限れない。トライアルで人気を裏切った穴馬が桜花賞本番で巻き返した例は枚挙に暇がないし、引っかかった上に重馬場だった前走の敗戦はノーカウントにもできる。エルフィンSは同日古馬1000万を0.4秒上回る好時計で、直線だけの瞬発力勝負で後続に大きな差をつけた。阪神外回りの鬼とも言えるディープインパクト産駒だし本番で怖い。


しかし持ち時計を古馬と比較すると外せないのはキャットコイン。
臨戦過程も勝ちっぷりも無敗馬の中では1番地味に映るけど、クイーンCとひいらぎ賞の時計は過小評価できない。ひいらぎ賞は同日古馬1000万条件を0.9秒上回り、クイーンCも同時古馬1000万を0.7秒、翌週古馬準オープンを0.2秒上回る好時計。ペースが速かったとはいえ、先に抜け出して後続を危なげなく押さえ込んだ内容は見た目以上の強さを感じる。ここで完封したメンバーを見ても他の路線の有力馬に全くひけを取らない。
超スローだったデビュー戦では苦戦してあわや負けるところだったけど、残り50メートルでごぼう抜きして大逆転。スパッとキレる瞬発力ではなく速いペースで浮上する息の長い末脚を武器にするのは大舞台に強いステイゴールド産駒の特徴。あとは全く大舞台向きでない鞍上がどう乗るか。


◎クルミナル
○レッツゴードンキ
▲キャットコイン
△ルージュバック
△クイーンズリング
△ココロノアイ


クルミナルは未知の部分が大きいけど、オッズもついてるし、トライアルで負けて人気を落とした馬を外して勝たれると悔しいのでこの馬から。ディープインパクト補正を加えれば勝ち負けになるだろう。
レッツゴードンキはやはり1着を期待できる鞍上が魅力。