キーンランドC

スプリント界きっての安定勢力レッツゴードンキとナックビーナスの参戦で例年よりハイレベルだけど、2頭とも勝ち切れないタイプだけに穴馬の食い込みにも期待したいところ。土曜の札幌を見る限りまだまだ内有利とみた。内枠の利を活かす穴馬はいないか。

 

本命はいくら好走しても人気しないヒルノデイバロー。出遅れることも多いけど好スタートを切れれば重賞で通用する末脚を堅実に繰り出してくる。前走ではナックビーナスを交わし、去年のスワンSではレッツゴードンキに先着してサングレーザーとアタマ差の勝負をしている。札幌( 0 1 0 1 )の函館( 2 1 0 0 )と洋芝巧者で、道悪でもスワンS2着のほか京王杯SC4着があって時計のかかる馬場向き。内枠を引いたのも望むところ。勝ち切れないことが多いものの、これまでの好走歴を見る限りでは競り合いにはむしろ強いタイプだと思っていて、頭から期待してみたい。

 

あとは例年牝馬の強いレースなので、牝馬を中心に。

レッツゴードンキとナックビーナスは当然有力だけど、ナックビーナスは枠によって成績にはっきり差の出る馬で、外枠の時は格下相手でもよく取りこぼしている。内枠から無理なく先行してこその馬。外を引いて実質一番人気の今回は嫌ってなんぼだろう。

デアレガーロも気になるけど、この馬も出遅れ癖が相当酷い。後ろから外を回しているようでは届かないと思うけど、少々出遅れても前々走のようなパターンもあるので、人気が落ちた今回は一応押さえておくか。

ペイシャフェリシタも好枠だけど、好走歴は1分07秒台でのもので、札幌では下級条件の頃から取りこぼしていたので手が出ない。

それよりは最内枠のクリーンファンキーでどうだろう。前走はデアレガーロが大外を回す競馬になってロスしている間に内から鋭く抜けて快勝。50キロのハンデと枠に恵まれた勝利だったので今回も人気していないけど、逆に言えばハマればあれくらいの脚が使える馬でもある。これまでに1枠を引いたときの戦績は( 3 0 0 0 )で、今回も見事に最内枠。鞍上は前走の横山武史から武豊に乗り替わり。期待できるかもしれない。

 

 

ヒルノデイバロー

レッツゴードンキ

▲クリーンファンキー

△デアレガーロ

△ダノンスマッシュ