大阪杯

先週は元々内枠狙いで◎トゥラヴェスーラの予定だったのを、天気見て外枠狙いに切り替えて◎ナムラクレア○ファストフォースにして、結果払戻しゼロですよ。いやー、馬連にしようかと思ったのになぁ。

先週の雨の影響が今週も残るかと思ったら、むしろ芝がよく育ったのか、土曜の阪神競馬は好時計連発。古馬1勝クラスで1.59.0、2勝クラスで1.07.9とも春の阪神開催としては過去最速レベル。しかもいずれも逃げ切り勝ち。GIレベルのメンバーなら1分57秒台中盤か、もしかしたらレコード決着だろうか。

そうすると当然カギを握るのは、逃げ候補で持ち時計のあるジャックドール。武豊が逃げると後続が捕まえに行きにくい雰囲気もきっとある。ただGIで逃げると分かっている有力馬が逃げ切るには、よほど展開に恵まれるか、抜けた実力が必要。阪神2000というコースはG2,G1では逃げ切りがほとんどなくて、00年以降では道悪のレイパパレを除くと正攻法で逃げ切ったのはダイワスカーレットただ一頭だけ。ジャックドールも前走は行きっぷりもイマイチのまま大敗しているし、現状は人気先行型。やはり捕まりそうな気がする。

1番人気になりそうなスターズオンアースも桜花賞オークスと好時計で勝っていて、時計勝負は望むところ。ただ走りが大味で、もっと広いコースこそ力を発揮するタイプに見える。このレースで実績のない関東馬である点も減点。ジェラルディーナは非根幹距離でタフな展開の中で伸びてくるタイプ。小回り2000はどうだろう。鞍上も重賞勝率2.1%では心許ないし、上のクラスでは内枠の成績が非常に悪い。

ヒシイグアスは前走休み明けでさすがの強さを見せた。時計勝負も得意。ただ前走はちょっと上手くハマった印象はあった。自分から勝ちに動くというより、勝負どころから一呼吸遅れて必死に追い上げてくるタイプ。非根幹距離の我慢比べが多分一番良くて、ここもせいぜい3着止まりかなという気がする。今まで間隔を空けて使われていた馬がいきなり中4週なのも不安で、これも関東馬

ヴェルトライゼンデは前走59キロを背負って貫録の勝利。鞍上は阪神2000を知り尽くした世界の川田。ただ2000はちょっと距離が短めな印象。時計勝負には実績があるとはいえ、位置取りがいつもより後ろ目になると厳しくなるかも。

 

超GI級が不在で、人気馬もさほど信頼できる感じではないので、もっと穴っぽいところに期待したい。

本命はダノンザキッド。毎年春は走らない馬だけど、中山が苦手なだけだとしたら得意の阪神替わりで一気に巻き返す可能性がある。コーナリングが下手だとはよく言われていて、阪神なら内回りでもコーナーは中山内回りよりかなり緩いはずなので走りやすさが違うはず。最近は1600を中心に使われているけど、追走に苦労する面もあって、2000の方が好位を取って戦えそう。香港Cではスタートで遅れながらも2着。発馬さえ決まれば。

あとは穴でもう一頭、ノースブリッジも押さえておこう。東京を中心に使われてきているけど、前走AJCCで抜け出すあたりを見ても小回り向き。気性難を克服して大分成長してきたようだし、毎日王冠では痛恨の出遅れをかましながらも0.4秒差まで追い上げていた。秋の天皇賞は10着に負けたけど、あれは2番手以降は超スローの展開だったためで、自身は34.0の自己最速の上がりで走っている。阪神2000で後半ロングスパート戦になれば見せ場以上があるかも。

 

◎ダノンザキッド

○ノースブリッジ

▲ヴェルトライゼンデ

△ヒシイグアス