ホープフルS

今年、というか遡ると去年の宝塚記念から一年半にかけて馬券が全く当たっていなくて、先週までの年間回収率は見事に0%。もうこのまま永遠に当たらないのではないかと思っていた。先週の朝日杯でようやく自信を持てる◎が見つかったので、もうここしかないと今年一番の勝負をかけて何とか単勝ゲット。幸い今年これまで出費を絞っていたので、初的中にして回収率98%まで盛り返した。2歳GIで馬券が当たったのは初めてではなかろうか。

これに気をよくしてホープフルSにも手を出してみよう。

 

本命はランドオブリバティ。netkeibaの事前予想オッズでは4番人気だったのでほくそ笑んでいたけど、蓋を開けたらかなり人気してしまった。最終的には僅差の2番人気になりそう。でも最近はこういう人気に逆らっちゃダメなんだろう。

前走の芙蓉Sが強かった。ロングスパート戦を2番手で先行して4角を回るうちにあっさり先頭に立ってそのまま3馬身半差の圧勝。最後は流す余裕っぷり。いかにも中山向きという勝ち方をしてくれた上に、勝ち時計2.01.2は芙蓉Sが中山2000になって以来の6年間でも最速タイ。同タイムでプロディガルサンが勝った15年と比べても道中のペースが1秒近く遅かったのにこの時計が出ている。それより何より、今年秋の中山は馬場が違う。とにかく異常なほど時計がかかっていて、スプリンターズSの1.08.3よりも遅い勝ち時計はこの20年でも不良馬場や新潟開催のときにしか現れていない。京成杯AH1.33.9もこんな遅い時計は17年ぶり。セントライト記念の2.15.0も20年ぶり。オールカマーの2.15.5も紫苑Sの2.02.1もとにかく遅い。スプリントで例年より1秒、1600-1800では1.5秒、2000-2200では例年より2秒以上は時計がかかる馬場だったと思っている。その中でランドオブリバティだけが2000で例年を超える水準の時計を叩き出していたことになる。今の中山に対してかなり高い適性を持っているのは間違いない。

年の暮れになっても中山は相変わらず時計がかかっている。10-11月の東京・京都・阪神で上がり勝負の競馬を勝ち上がってきた馬たちとはこの重い馬場への適性が違う。先週の朝日杯FSでは超高速マイルのスピード勝負への適性が勝敗を分けたように、今週のホープフルSでは重い中山芝への適性が問われるのではなかろうか。

 

相手も素直にダノンザキッド。デビュー戦でそれなりに強い馬たちを一蹴していて、東京スポーツ杯も先行策から完勝。弱点という弱点は見当たらない。不安があるとしたら怖いのはGIで一番人気の川田将雅か。でも中山も得意だよねこの人。この3年間の中山競馬場芝コースでの勝率は44%, 27%, 43%で回収率も全て100%超。今年に至っては( 6 3 4 1 )で複勝率93%という数字も凄い。中山2000GIもキャプレントゥーレで勝ったほか、皐月賞騎乗機会3連続2着で、通算連対率50%と文句のつけようがない。

 

むしろランドオブリバティの三浦皇成の方がよっぽど不安ではある。ずっとリーディング上位にいるわりにGIどころか重賞もあまり勝ってないのね。芝重賞の勝率2.6%で回収率38%という数字はちょっと酷い。でも、重賞で2番人気という、勝ち負けになるくらいの馬で且つ気楽に乗れる立場なら( 3 2 1 7 )で勝率23%の回収率143%という数字を信用することにしよう。

 

◎ランドオブリバティ

○ダノンザキッド

   

人気だけどまあいいか。オーソクレースは最内枠で出遅れて位置取りがかなり悪くなりそうだし、ヨーホーレイクは戦ってきた相手が弱いと思う。