京都大賞典

勝ち時計2.31.5。「5秒計測ミスじゃないか」と言いたくなるような、超ウルトラスローの瞬発力勝負だった。
内を掬ったスイープトウショウが32.8の末脚で快勝。もともと休み明けは走らない馬だが、単勝5.1倍なら逆に狙い時だったか。キレ味勝負になることを考えれば、スイープトウショウとファストタテヤマの馬連47倍はおいしすぎたかもしれない。
これで「次は2走ボケ」というのが穴党が思い描くパターンだが、果たしてどうなることやら。とりあえずこれで秋の天皇賞一番人気はこの馬に落ち着くんじゃないかと思う。稀代の名牝が無事復活したことをまずは喜んでおきたい。


2着ファストタテヤマも上がり32.8。一時期とは比較にならないほど良化している。ラスト200で外にヨレさえしなければ、勝負は分からなかった。
東京では( 0 0 0 5 )だが、目黒記念やアルゼンチン共和国杯では上がり2位、3位の末脚を使ってジワジワ差を詰めてきていた。あとは今回のように勝負どころの一瞬の脚さえ使えれば、展開次第できっと府中でも上位争いに加われる。次走は天皇賞か、あるいはアルゼンチン共和国杯か。後者なら再び注目したい。