毎日王冠

最近の東京の中でも特に1800㍍と言えばスローの上がり勝負がデフォルト。いまだにロードフラッグのレコード1.45.4が残っているほどだ。
今回もメンバー的にスローかと思ったが、ダイワメジャーが外枠から好発進してプレッシャーをかけたせいか、1000の通過は58.8とそれなりの流れになった。後続に脚を使わせつつ好時計で粘りこむという、ダイワメジャーの最も得意なパターン。こうなると差し馬には厳しい。


ダンスインザムードは安田記念時と比較して馬体重+22㌔で2着を確保した。それだけ見れば十分健闘と言えそうだが、ダイワメジャーに一旦並んでからまた突き放された点が気がかり。この馬はダイワメジャーとの対戦成績が1勝5敗とかなり分が悪い。その1勝もダイワがノド鳴りで最下位という内容で、実質的に毎回ダイワの後塵を拝していることになる。馬自身に上下関係ができあがっているとしたら、勝利は覚束なくなってしまう。
ちなみにそのダイワメジャーはバランスオブゲームが大の苦手だ。バラゲー>ダイワ>ダンスという不等式が大一番でどうなるか注目したい。



3着には、逃げるでも追い込むでもなくかかり気味に中段につけたローエングリンが入線した。これをモノサシにすれば、今年の秋のGI戦線ではカンファーベストがかなり面白い存在になりそう。マイルCSでドカンと行くつもりだったが、これは秋天でもいけるかもしれん。富士Sとか中途半端なのは出なくていいよ。