天皇賞・秋

コース替わりで馬場の傾向が変わるのかぎりぎりまで見極めたかったけど、土日出張が入ってしまったので残念ながら早めに更新。どうせあまり買いたい馬もいない。馬場は重いまま、そこそこ時計がかかって後ろが届きにくいレースを想定。


ちょっと捻ってサトノノブレスあたりから入ってみたい。
1000万条件も勝てないまま神戸新聞杯3着で菊花賞出走権をもぎとり、菊花賞でエピファネイアの2着、その後日経新春杯も勝ってしまったことで、自然とここまで長距離路線を中心に歩むことになった。しかしこの世代の菊花賞は近年屈指の低レベルレースだったし、日経新春杯もスローの単騎逃げに持ち込んで回ってきただけ。この馬自身は本質的には中距離向きであることは今となっては明らかで、2200以上では( 1 2 2 10 )で二桁着順の大敗も多いのに対し、1800は( 2 1 0 1 )、2000は重賞3勝を含む( 3 2 2 1 )でほとんど崩れていない。2000で唯一着外に沈んだのは2年前の秋の天皇賞で、内で進路を取れないロスがありながら0.3秒差の8着。スムーズなら4着くらいの目はあったと思う。


母父トニービンの影響か左回りを得意にしていて、金鯱賞と中日新聞杯では常に好走しているし、新潟にも実績がある。東京は( 0 1 0 4 )と一見不得意そうだけど、前述の天皇賞惜敗に加えて、適距離じゃない青葉賞とアルゼンチン共和国杯での4着2回と決して悪くない。
さらに今年は好調が続いていて、中日新聞杯はトップハンデで完勝、鳴尾記念はステファノスを押さえてレコード勝ち。さらに休み明けのオールカマーではゴールドアクターに交わされたものの最後まで食らいついて2着。決して得意でないコースでも結果を出して見せた。オールカマーと言えばこのレースをステップに天皇賞を勝った馬がいまだかつて一頭もいないという最悪の前哨戦として知られているけど、あくまで強い馬があまり使わないだけ。今年も地味なメンツだったけど馬場を思えば走破時計2.11.9はなかなか優秀。秋に向けて弾みのつく一番だったと思う。陣営が言うように、今年に入って一皮剥けたような気がする。
ディープインパクト産駒のわりにはスパッとキレないのでペースが落ち着くと末脚勝負で負けてしまうけど、2000でそれなりに流れるレースなら前目につけてそのままバテずに流れ込むことができる。今の東京の芝はかなり時計がかかっていて、キレ味勝負の馬には厳しそうな馬場。さらにエイシンヒカリがそれなりのペースで逃げるなら、速い上がりが求められるような競馬にもなりそうにない。2000の適性が高い馬が上位に来る展開になるならこの馬にもチャンスがあるかもしれない。かつてオールカマー4着から天皇賞で2着に好走したスウィフトカレントのようなイメージ。


◎サトノノブレス
○アンビシャス
▲エイシンヒカリ
△モーリス
△アドマイヤデウス


差し馬場ならステファノスのつもりだったけど、サトノノブレスと一緒に買う馬ではないかな。ラブリーデイも前走が物足りなかったし土曜の雨で馬場も渋りそうなので見送り。内でそこそこのポジションから末脚を繰り出せそうな馬という点で選んだ。◎軸の馬連と三連複で。