京都大賞典

本命はファストタテヤマ。
展開がはまったときにようやく2,3着、というイメージが強い追い込み馬だが、2歳から3歳春まではGⅡを2つ制したように「勝ちきるキャラ」だった。安田康彦が降りてからようやく成績が安定し始めて、今年は格下相手のオープン特別でキッチリと2勝を上げた。前走・札幌記念ではスローな展開に泣いたが上がりは自身初の33秒台を記録。今こそ最盛期のように見える。あとは仕掛けどころ1つだろう。
今の京都はキレ味勝負。だがスイープトウショウが長期休養明け。他の有力馬も軒並み休み明けばかりで、久々の重賞勝利のチャンス。


今年のこの馬には騎手以外にももう1つ変化を感じている。かつてほど「ステイヤー色」が強くないことだ。稀に見るスタミナレースになった今年のダイヤモンドSと阪神大賞典では最後はちゃんとバテていて、その一方で札幌記念では速い上がりを使って追い込んできた。2歳時にはマイルのGⅡを勝っているように純粋ステイヤーとは一味違う。今では中距離がベストじゃないかと見ている。


現7歳世代はGⅡで戦えるキャラクターが本当に豊富だ。まだまだ頑張ってほしい。


◎ファストタテヤマ
○インティライミ
▲トウショウナイト


相手はインティライミとトウショウナイト。