ホープフルS

有馬記念は外しました。最後の最後でヴェラアズールの方を選んで、ボルドグフーシュは3着までの三連単を買って終了。我ながら良い予想が出来ていたのに詰めを誤った。ジェラルディーナの出遅れも痛かったけど、それより鞍上強化によるボルドグフーシュの素質開花を甘く見たことが敗因か。もう少し考える時間があれば正解に辿り着けていたような気がする。悔しい。

今年の勝ち分があと2000円だけ余っているので、最後にこれを使い切って終わろう。

 

GI昇格後の過去5回のホープフルSは、人気馬が先行して手堅く押し切るレースがほとんどだった。今年は確たる主役が不在で混戦模様なのと、これまで13-15頭程度だった出走頭数が初めてフルゲート18頭になるという点で違う。中山芝2000は17,18頭の多頭数になると2,3枠の成績が極端に悪くなり、1枠の先行馬か、外枠の差し馬の成績が良くなる。最内から好位を確保してレースを支配できるほど強い馬か、あるいは揉まれない外から末脚を如何なく発揮できそうな馬が狙い目。今回1枠1番にファントムシーフが入ったけど、少頭数のスロー競馬で2連勝してきた馬で、まだレースを支配するほどの力はないと判断。外枠を中心に探してみよう。

本命はミッキーカプチーノ葉牡丹賞の1.59.1は結構驚く勝ち時計。過去の2歳戦中山2000で2分を切ったのはこれを含めて4回しかなく、時計のかかる今の中山の馬場でこんなレコード近いタイムが出るとは思わなかった。中盤から全く息が入らず、最後方待機の大穴が2,3着に突っ込んでくるほど他馬が潰れ果てる展開の中で、余裕綽々の末脚で3馬身半差の圧勝。さらにデビュー戦では逆に東京のスロー競馬で先行して快勝している。負かした2,3着馬もその後強い競馬をしていてかなりレベルが高かったと思う。ややスタートに難があるので、今回揉まれない外枠はむしろ歓迎。ホープフルSの好走組はその後長距離戦線で花開くことが多いのでエピファネイア産駒という血統背景も好感が持てる。

相手も同じく外枠からキングズレインはどうだろう。前走百日草特別では先行策から敢然と抜け出していて、追い込み馬を従えながらゴールする様子はかなり強く映る。時計面でもかなり優秀で、特に後半5ハロン58.0、4ハロン45.7という数字はいずれも過去の東京2歳戦でダントツの1位。この数字で過去の上位に来るのはカミノタサハラ、エフフォーリア、ダノンベルーガあたりだけど、これらがいずれも前半が超スローだったのに対して今年のキングズレインの場合は前半からそこそこ流れていたので勝ちタイムも1.59.7の好時計。もっと評価されても良い馬だと思う。キングカメハメハ系は冬の中山2000は大得意だし、鞍上のルメールも人気が無い時こそ来るタイプ。

 

◎ミッキーカプチーノ

○キングズレイン

 

馬単一点勝負。