函館スプリントS

50キロのナムラクレアが抜けた1番人気。実際スプリント重賞に3歳牝馬が出てくると00年以降でも回収率120%と活躍してるんだけど、期待値が高いのは人気薄の場合。1番人気は( 2 0 1 6 )、2番人気も( 1 3 1 3 )で、実はあまり勝ち切っていない。メイケイエール、ヨカヨカ、ベルカントグランプリエンゼルアストンマーチャンといった実力馬でも人気を裏切っている。ナムラクレアも強い馬だけど世代レベルもまだ不明だし、それよりは他に穴馬を探したい。

 

キルロードが思ったより人気していないので、頭固定で勝負。高松宮記念はまったくのノーマークだったので17番人気3着には驚かされたけど、正攻法での好走でフロックでは片づけられず、改めて戦績を見返してもかなり強い馬という印象を受けた。芝中距離やダートマイルで堅実に走った後、スプリントに転向してからはGI3着含む( 5 0 1 4 )。着外のうち1つは珍しく出遅れたもの、1つは新潟1400でありがちな先行馬総潰れの中での最先着なので度外視できて、結局見せ場なく負けたのはフリーウェイSとオーシャンSの2つしかない。この2つが1分19秒台と1分07秒台の速い決着だったことを思うと開幕週の時計勝負には向かない可能性もあるんだけど、とはいえ函館ならせいぜい1分08秒を切るかどうかだろうから、それくらいなら調子させ良ければこなすんじゃなかろうか。この馬のレースで特に凄いと思ったのは東京1400パラダイスS。逃げてスローに落とし込んだものの残り300m地点で後続に掴まって、どう見ても沈む展開だったのにそこから驚異の巻き返しを見せて最後は3/4馬身突き放して勝利。上がり3ハロンは33.2を掲示していた。こんなレースはなかなか見た記憶がない。先行馬総崩れの高松宮記念で一頭だけ粘って最後まで伸びたのも、この馬の並外れた粘り腰の賜物。今回は昨年の勝ち馬ビアンフェが引っ張る速い流れになりそうで、土曜の競馬を見ても内が有利そうだし、ビアンフェのペースに耐えて直線伸びることのできる先行馬にとって有利な展開になりそう。勝つ条件は十分整っていると思う。

 

穴でレイハリアも買っておきたい。昨年夏に未勝利から重賞2つ含む4連勝、しかしその後2戦連続で大敗してすっかり人気を落としてしまった。馬群で揉まれるとダメなようなので、ビアンフェを見ながら外から進出できる今回は復活の可能性がある。

あとはしつこくライトオンキュー。

 

◎キルロード

○ビアンフェ

▲レイハリア

△ナムラクレア

△ライトオンキュー