エリザベス女王杯

当分は京都改修の代替開催が予定されている阪神競馬場芝コースはとにかく時計が速い。そういえば東京改修のときの中山競馬場も嘘みたいに高速化したことがありましたね。阪神2200のレコードはアーネストリー宝塚記念2.10.1。しかし歴代2位と5位には1000万条件馬が名を連ねて2分10秒台で走破している。宝塚の時期は梅雨で馬場が渋ることが多くてなかなか時計は詰まらないけど、今回は牝馬限定とはいえ大阪杯札幌記念を勝つようなメンバー。ペース次第ではレコードが出てもおかしくないところ。ただハイペースで飛ばす馬が不在で展開予想が混沌としている。

宝塚記念も逃げ馬不在になって、逃げたことが無い馬がハナに立つケースは珍しくない。そしていずれも着外に沈んでいる。もともと上がり1位の馬が強いコースで、目標にされたまま押し切るのは至難の業。今年逃げないにしても目標にされてしまいそうなのがラッキーライラック。内で溜めて最後ピュッとキレ味を披露するのは得意だけど、先に先頭に立ってしまうと差されてしまうと思う。

前半はある程度団子状態のままでロングスパート勝負だろうか。大外を回すようだとさすがに厳しい。内から差し脚を伸ばせそうな馬を買いたい。

 

本命は3歳馬ソフトルート。条件馬のわりに人気し過ぎだけどしょうがない。良馬場で勝って道悪で負けるを繰り返している馬で、今回は高速馬場で勝つ番。2走前、4走前のゴール前の勢いはかなりのレベルだったように見えた。秋華賞では痛恨の大出遅れで最後方から大外をまくる無茶な競馬で3着。今回は内でそれなりの位置を確保して末脚を伸ばせるのではなかろうか。

相手も高速馬場得意で内枠のノームコアとリアアメリア。ノームコアは間隔を空けたレースではほとんど崩れておらず、本命でもいいくらい。リアアメリアもパンパンの馬場でないと走れないタイプ。先行策を身に付けた今なら、この高速馬場と内枠を味方につけて人気が落ちた今こそ好走するチャンスだと思う。今年の3歳馬もここまで例年以上に古馬相手に勝ち上がっているようだしレベルは見劣らないのでは。

あとはサラキアまで押さえるか。去年のこのレースで本命に推していた馬。逃げてこそかと思ったけど、ここに来て大外一気の差し脚で2連勝。キレるタイプではないけど長い脚を使えるタイプで、小倉や阪神2200のロングスパート戦には向くと思う。北村友一との相性もいい。ただこの馬場で大外を回すようではさすがに届かない。

 

◎ソフトフルート

〇ノームコア

▲リアアメリ

△サラキア