中日新聞杯

ヴェロックスが10か月ぶりの復帰戦で1番人気だけど怪しさ抜群。中内田厩舎は3歳クラシックまでは強いけど古馬になると走らない。去年の菊花賞も上位陣がワールドプレミア以外ほとんど走ってないし、休み明けで本調子に無ければ古馬重賞を勝つ力はないのではなかろうか。

とはいえ他のメンバーも、どこまで古馬重賞級と呼べるか不安な馬たちばかりなので慎重に選びたい。

ここ5年くらい冬の中京2000重賞では差し・追い込み天国のような状態が続いていて、昨年の勝ち馬サトノガーネットが今年は少し人気している。ただ今開催の開幕週では逃げ馬や内で脚を溜めた馬の活躍が目立っていて、今年は去年のようにはいかないのでは。去年の53キロに対して今年は55キロだし、せっかく最内を引いたけど脚質的に外に出すしかない。馬場や展開の助けがなければ重賞で勝ち負けに加わるのはかなり難しそう。同じく後方脚質のデンコウアンジュも消したい。

3番人気グロンディオーズは2年近い休養期間を経てよくここまで持ち直したと思うけど、戦った相手が準オープンで掲示板にすら載れないような馬たちばかり。休養前の新潟1000万条件を圧勝した時も相手が弱かったし、当時かなりの高速馬場だったことを思うとタイムもそれほどでもない。相手関係を慎重に選んでここまで来たんだろうけど重賞では厳しい。

 

 

本命はテリトーリアル。2走前のオクトーバーSで2番手からなかなか強い競馬で完勝して穴を開けた。前走の福島記念も差し馬場で前傾ラップの展開の中で逃げ馬を追いかけすぎた印象。早めに先頭に立って最後は差されて3着に敗れたものの、見せ場十分の内容だった。石川裕紀人との相性は良さそう。オクトーバーSを勝った時も、年始の中山金杯で3着に穴を開けたときも最内枠。今回も見事内枠を引き当てたし、逃げ馬を見ながら好位を確保できれば馬場次第で押し切れそうな気がする。

 

トリコロールブルーは中京2戦2勝だけど、9月のケフェウスSは前潰れの流れの中で浮上しただけで、相手も弱かったしあまり参考にならない。今年のレースぶりは着順はそれほど悪くないけど勝ち馬から離されて見せ場がないことが多くて、去年ほどの堅実な走りは見せられていない。これまでリーディング上位騎手が載ってきた中で荻野極への乗り替わりにも不安がある。

同じ中京2戦2勝のコース巧者ならショウナンバルディを買いたい。右回りだと4角で毎回モタれる面を見せていたけど前走中京では完勝していて、かなりのサウスポーと見た。前走57キロから今回54キロ、前に行ける脚質、内枠、岩田康誠との相性などこちらの方が買い材料が多い。

あとは内枠の堅実ポッケリーニ。キングカメハメハダンスインザダークも中京2000はかなり相性が良かった気がする。

サトノソルタスまで押さえるか。去年のこのレースは先行したのに勝負所で馬群を捌ききれないうちに外の差し馬に呑まれてしまって不完全燃焼。中京記念でも2着に来たし実績は十分。池添謙一ヤマカツエースカレンミロティックなどこのコースの重賞はかなり実績がある。ただ8か月ぶりの休み明けと大外なのでヒモまで。

 

 

◎テリトーリアル

○ショウナンバルディ

▲ポッケリーニ

△サトノソルタス

 

日曜はヨカヨカを買います。