スワンS

1着と18着のタイム差が僅か0.8秒。これが今のスプリント路線の混迷ぶりを如実に現していると思う。どの馬も能力的に大きな差がなく、コース適性、調子、レース展開が勝敗を大きく左右する。人気を背負う立場の馬を追いかけるよりは、どんどん高配当狙いで攻めていった方がいい。
プリサイスマシーンは中京1800や京都外回りで息の長い末脚を発揮させればかなりの強豪。マイル〜中距離で実績を残し、初のスプリント戦となった高松宮記念でも4着に入線していた。距離延長、京都外回りで単勝39倍。レース前にこれに目が行かなかったのが悔しい。


後方待機のまま終わってしまった馬にも今後いくらでもチャンスはありそうだが、特に注目はアルビレオ。1400で1分20秒台の争いは決して得意条件ではないはずで、後方から7着まで追い上げたのは上出来。復調してきたようだ。年末の新重賞・阪神Cあたりで狙えそう。