CBC賞

中京芝1200で馬場状態が「重・不良」になると堅い決着になることが多い。2000年から昨日までに行われた計14レースのうち、1〜5番人気以内の馬が( 14 10 8 38 )と馬券圏内の大半を占めている。今回はハンデ戦ということもあって多少オッズが割れているが、人気上位馬で点数を絞ることを考えてみたい。



フサイチリシャールには重馬場の萩Sでドリームパスポート、ロジック、メイショウサムソンを全く寄せ付けなかった道悪実績がある。1400を1分20秒台で走れる馬なので古馬スプリント組にスピード負けするとも思えない。中京1200はスズカフェニックス、ペールギュント、オレハマッテルゼ、ラインクラフト、アドマイヤマックスなど数々のマイラーが距離短縮を克服してきたコース。まともに走れば格上。


TV愛知OPの1,2着馬の比較では、スピニングノアールの前が詰まったことを考えればペールギュントとの差はあまりなさそうだが、スピニングが良馬場の時計勝負に実績が偏っているのに対し、ペールは高松宮記念2着や、米子Sでサイドワインダーを置き去りにしたほどの重馬場巧者。やはりペールのほうをとりたい。


取捨の難しいのがアドマイヤホクト。スプリント界に久々に現れた超大物として期待しているし、この時期の斤量も3歳馬有利。あっさりクリアしてほしい気もするが、状態面や馬場、乗り替わりの不安は無くもない。
それよりはミスティックエイジのほうが狙いどころかも。前走を高速馬場で好時計勝ちした馬ってのはどうしても反動が気になるんだけど*1、なぜか京都マイルを1分32秒台で走った馬は次走も引き続き活躍するケースが多い。ハットトリックやトウカイポイントは香港でも活躍したし、ダイワメジャーやビハインドザマスクもGIで好走したし、ホッコーソレソレーやワディラムだって昇級戦で即通用した。そういえばこないだミスティックエイジの2着だったアンブロワーズも連続で穴を開けてたな。かつて不良馬場の京都2歳Sを快勝した実績もあるし、55㌔は軽い。



◎フサイチリシャール
○ペールギュント
▲ミスティックエイジ

*1:特に中山では反動が目立つ