秋華賞

オークスでも期待したけど放馬してしまったサウンドビバーチェが本命。

前走紫苑Sでは初めてハナを切って、スタニングローズにぴったりマークされて最後まで粘ったもののクビ差で2着。前の2頭でそのまま決着したように見えるけど、他に先行した馬は全て惨敗していて、見た目以上に前に厳しく地力を問われたレースだったと思う。フルゲートの頭数でもう一度戦えばスタニングローズには逆転できる可能性の方が高いと思っていて、そのスタニングローズが2,3番人気、サウンドビバーチェが11-13番人気なら是非狙ってみたい。休み明けで14キロ増えた馬体で好走してみせたのも好印象。デビュー当時は新馬や未勝利で掲示板にも乗らなかった456キロの馬が、馬体を増やしながら力をつけて、前走488キロ、今週調教後も496キロ。上がり馬は馬体を増やしてこそ。まだまだ走るたびに上積みが見込めそうな気がする。8枠15番だけど、阪神2000重賞は外枠の方が成績が良いし、おそらくハナに立つであろうブライトオンベイスを見ながら外から進出して好位を確保できそう。チューリップ賞でも早めに先頭に立ちすぎて差されてしまったし、いつもより少し後ろ目のポジションになるくらいが丁度良い。一週前追い切りでは6F79.2の自己最高をマークしたそうで、この時計でかつ後半11.3-11.4というのはなかなか見ない快時計。状態面も申し分無い。

 

スターズオンアースは骨折の影響はあまりないとのことだけど、もともとちょっともたつく馬で、阪神外回り1600や東京2400と比べると、阪神内回り2000はやや割引だと思う。ルメールも相変わらず今年は重賞成績( 2 10 2 24 )でほとんど勝ち切れていない。

それよりもアートハウスの方を上に取りたい。鞍上川田は阪神2000の鬼で、毎年30%以上の勝率を残している。特に今年は( 6 1 4 2 )で勝率46%の複勝率85%。アートハウスも川田の乗った阪神2000を2戦とも圧勝している。ローズSも快勝したわりには意外と4番人気に留まっているのはトライアルホースの匂いがぷんぷんするせいだと思うけど、阪神2000での変則開催なら、むしろそういう馬の方がこの舞台に向いているかもしれない。オークスでは人気を裏切ってしまったけど、戦前から陣営のトーンが低くて、さらにサウンドビバーチェの直前放馬もあってかスムーズに流れに乗れなかった。それでも3番手から直線抜け出して十分見せ場を作ったと思う。得意舞台の2000で仕切り直せば頭まで十分ありそう。

例年秋華賞が行われる京都2000は重賞では逃げ切りが10年以上も途絶えていて差しが一番勝率が高いコースなのに対して、阪神2000重賞は先行の次に逃げの勝率が高く、イメージよりも前の方が強い。ナミュールプレサージュリフトが大味な競馬で届くほどの差し展開になったら諦める。

他に目ぼしい馬もいないし、サウンドビバーチェもアートハウスも意外なほど人気していないので馬連万馬券になる。一点勝負でいってみるか。

 

サウンドビバーチェ

○アートハウス