NHKマイルC

最近の3歳春GIは、2歳GI以来の休み明けは当たり前、中には2歳GIすら使わずにぶっつけで挑んくる馬もいたりして、予想のとっかかりがなくて難しすぎる。

そんな時代の流れに逆らうかのように、ここまでキャリア9戦を踏んで少しずつ成長してきたのがタイセイディバイン。しばらく2000を主戦場として使い続けるも1勝止まりで行き詰っていたところで、思い切って距離短縮したファルコンSで13番人気ながら2着に好走。それもせっかくの内枠と好スタートを鞍上が活かせずに勝負所でまったく動けず、大外に持ち出してからようやく追い込んでの2着。出遅れながら鮮やかに最内を抜けたデムーロの勝ち馬とは対照的な競馬だった。続くアーリントンCでは4番手から早めに先頭に立って、長い直線を受けて立つ展開。最後クビ差だけダノンスコーピオンに先着を許したものの、これも負けて強しの内容で、走破タイム1.32.7も前週の桜花賞阪神牝馬Sを上回る好時計だった。2戦とも勝っていても何もおかしくなかった内容で、この馬が単勝26倍の10番人気なら狙ってみたい。

 

人気サイドも検討したけど万全の信頼を置ける馬がいない。東京マイル戦は荒れる時は激しく荒れるので、もう一頭くらい大穴が突っ込んできてもいい気がする。

15番人気フォラブリューテはどうだろうか。新馬戦と紅梅Sで見せた他馬が止まって見えるごぼう抜きはかなりインパクトがあった。負けた2戦はいずれもスタート後に他馬と大きく接触してのもの。道中かかり気味に走るように気の荒いところがあるので、スタートで大きくリズムが崩れると立ち直せない。今回は輸送の無い関東に戻って、GIで速いペースになれば折り合いもつきやすい。大外から差してくるならこの馬じゃなかろうか。

あとはプルパレイ。もともとはマイルで逃げて好走を続けていた馬だけど、ここ2戦は出遅れて差す競馬を強いられた結果、キレる脚を披露して競馬の幅が広がった。地味だけど地力が高く、どこかで大仕事をしそうな雰囲気。

 

◎タイセイディバイン

○フォラブリューテ

▲プルパレイ

△セリフォス

△アルーリングウェイ

△インダストリア

 

◎○軸と◎▲軸の2頭軸流しとかにしてみるかな。ヒモはもう少し広げるかも。