皐月賞

みんなローテがバラバラすぎて、力関係がよくわからないまま迎えた皐月賞。これからはこういうのが増えるんですかね。

とりあえず朝日杯のレベルは決して高くなかったように思っていて、そのわりにドウデュースやそれに土を付けたアスクビクターモアがしっかり人気しているので、別路線組から入りたい。

同じ2歳GI勝ち馬ならキラーアビリティの方が、コース実績に加えて、速いペースで流れた耐久勝負への上積みも大きそうだし、有利に映る。ただこちらもレースレベル自体はそれほどでもなかったし、何より鞍上の流れが悪すぎる。今年重賞で多くの有力馬に騎乗して( 1 1 5 14 )。去年が上手くいきすぎて周囲の期待が先行しすぎている感じ。ただ3週連続でGIを1番人気で取りこぼした分、4番人気のここは思い切って乗れそう。

別路線組ではイクイノックスとダノンベルーガの勝ちっぷりが凄かったけど、東京で大外一気で速い上がりを出しただけのキャリアの浅い馬を、中山フルゲートのGIで信頼して良いものだろうか。特にイクノイックスはいくら何でもローテが気に入らないし、ルメールも今年重賞( 0 4 0 12 )は酷い。それよりは好枠を引いたダノンベルーガの方が、倒した相手を見ても素直に上の評価。先週は阪神の川田を信頼しきれなかった。川田は内枠の成績も抜群に良い。

今回のメンバーで個人的にこれまで最もインパクトを受けたのは若葉Sのデシエルト。まだ芝1戦1勝だけど、コーナーを回りながら一気に突き放した勝ちっぷりはいかにも中山向き。皐月賞は逃げ切った例は意外と多くないけど、ほとんどの場合は逃げ馬の地力が足りなすぎるからで、そこそこ強い馬が逃げた場合はしっかり上位に食い込んだり勝利をもぎ取っている。今回はビーアストニッシドを先に行かせるかもしれないけどデシエルトは逃げなくても戦えそう。スムーズに運べれば、この馬を自力で交わせる馬はこの中に何頭もいないと思う。

 

◎デシエルト

○ダノンベルーガ

▲キラーアビリティ

△アスクビクターモア

 

久々に単勝勝負にしようかな。連勝系馬券の売れ方を見る限り単勝も最終的に12-13倍くらいつくかも。

デシエルトが負けるとしたら、ペース的に潰されるか、あるいはダノンベルーガとイクイノックスが想像以上の化物かのどちらかではないかと思っている。でもそのケースを恐れて手を広げるよりは、デシエルトが押し切る流れを想定して頭固定の相手探し。内枠で先行してさらにもうひと踏ん張りできる馬ということで、やはりダノンベルーガとキラーアビリティが有力。コース巧者アスクビクターモアまで押さえるか。