マイラーズC

開幕週の京都は今年も速い時計が出ていて、ここは1分32秒台前半の高速決着になりそう。未だ掲示板を外していないエアスピネルが相変わらず人気だけど、この馬はキングカメハメハ産駒らしく冬馬のようだし、これまでのレースを見ても速い馬場では格下相手に苦戦している姿が目立つ気がする。休み明けだし信頼度は高くない。

 

買いたい穴馬はヤングマンパワー。いかにも夏馬で、時計の速い勝負で本領を発揮する。ピークを過ぎたかに見えてまるで人気しなかった去年もこのレースでは1.32.4の時計でエアスピネルと互角の走りを見せた。関屋記念でも1.32.5で0.3秒差4着、毎日王冠でも1.45.9で0.3秒差5着と僅差の競馬で健闘していて、GI以外では崩れていない。休み明けから走るタイプだし、最内枠で岩田への乗り替わりも期待が持てる。

 

しかし本命に推さざるを得ないのはロジクライ

2年の休養を経てから叩き3走目だった節分Sで復活。ハナに立ってそのまま押し切る強い競馬だった。このとき倒した相手のその後の活躍が顕著で、差し込んできた2着のヒーズインラブがその後準オープンとダービー卿CTを連勝中であるほか、3,4着馬もその後準オープンで3,2,3着と堅実。節分Sでロジクライを2番手で追いかけたフィアーノロマーノはバテて5着に負けたものの次戦で順当に勝ち上がった。フィアーノロマーノ以外の先行馬はほぼ壊滅していたし、かなり前に厳しい流れだったはずで、逃げてそのまま長い直線をどうどうと押し切ったロジクライの実力はかなり評価できる。六甲Sでも相手が弱かったとはいえ3番手から抜け出して上がり2位の末脚を繰り出して全く危なげなく完勝。勝ち時計1.32.9も優秀で、G2で十分勝ち負けできる能力の持ち主だと思う。先行して止まらない馬だし時計勝負にも強そう。頭で買うならこっちか。

 

あとはサングレーザー。前走は4角で絶望的な位置取りからよく3着まで追い上げたと思う。1600でこの頭数ならポジション取りは遥かに楽になるだろうし、強い4歳世代でディープインパクトなら高速の京都マイルで消しにくい。

 

モズアスコットは阪神Cが案外だった。前走もよく2着に来たように見えるけど、勝ち馬もレッドファルクスも次走さっぱりだったし、あまり評価する走りではないかも。サングレーザーと比べると現状はちょっと人気先行型では。

ブラックムーンは競馬が極端すぎて高速馬場の京都で買う気にはなれない。

 

 

ロジクライ

ヤングマンパワー

▲サングレーザー

 

 

エアスピネルは切って馬単2点と三連単2点に絞ろう。あとヤングマンパワー頭の三連単も念のため。