エリザベス女王杯

ここ何年か秋の東京競馬は異常な時計が頻発する高速馬場が続いていたけど、今年は毎日王冠・富士S・天皇賞あたりがハイラップで流れたわりには常識的なタイムで落ち着いたところを見ると近年ほど速い馬場ではなかったと思う。そう考えると、前半60.2のスローから1.58.7で決着したアイルランドTは例年以上に評価できる。特に上がり33.5のダントツの末脚でリルダヴァルを捉えたアカンサスの勝ちっぷりは侮れない。夏を越して10キロ増えた馬体が成長分だとしたらこれまでのイメージを捨てた方がいいかもしれない。
前走が1000万条件を快勝したばかり、あるいは牝馬重賞で見せ場も無かったという他の馬たちが伏兵扱いされる中で、2000の混合オープンを快勝したこの馬が11番人気という評価は低すぎる。前走も小雨が降っていたし、やや重の秋華賞でも上がり最速の4着に食い込んでいたので少々の雨なら苦にしない。毎年この時期は成績が安定していて、10月〜1月は( 3 2 0 1 )と秋華賞4着以外は全部連対している。内で脚を溜められるようなら上位に食い込めそう。


◎アカンサス
○ヴィルシーナ
▲ピクシープリンセス
△フミノイマージン