函館記念

巴賞組が人気の中心になってるけど、今年の巴賞は同日の七夕賞と比べてもかなり低レベルな争いだったと思うので、このメンバーの中ではやはりインティライミの実績が一枚抜けているように見える。一年ぶりの休み明けだった金鯱賞6着も、満足いくものではないとはいえマンハッタンスカイ以下に先着した。宝塚記念も早めに仕掛けて厳しい展開に晒されて12着に負けたけど、この馬に先着した顔ぶれを見てもほとんどは巴賞とは格が違う馬ばかり。最近は手前を替えるのに苦労してるようだけど、それでもこのメンバーでは地力が違うと思う。
得意の洋芝だし、58キロのハンデも重すぎない。最終的には6〜8番人気に収まりそうなオッズも丁度いい。


巴賞組ならサクラオリオン。もともと札幌に実績のあった重い芝巧者で、重馬場の中京記念も前で残るヤマニンキングリー、レッツゴーキリシマ、ヴィクトリーをまとめて交わし切る完勝だった。さすがに瞬発力勝負の新潟大賞典は通用しなかったけど、金鯱賞は直線内で前が詰まる不利がなければもっと差を詰めてきたはず。最近の充実ぶりは侮れない。もっと雨の影響が残るようならこっちを本命にしても良かった。
前走の巴賞も、当日芝5レースの連対馬10頭のうち4角1,2番手で通過した馬が8頭を占める前残り馬場。しかも1000の通過61.0でマンハッタンスカイが34.4で上がるようなスローペースでは届かなくて当然。むしろ同斤量でよく差を詰めてきたと思う。当時に比べれば差しやすい馬場だと思うし、斤量が1キロ軽くなるのもいい。


今の札幌は直線だけ見ればまだまだ内を通った馬が有利だけど、穴をあけているのはむしろ7〜8枠の馬で、真ん中の3〜6枠が一番成績が悪い。2000になるとこの傾向はより顕著になって、内か外の極端な枠に好走が偏っている。1コーナーまでの長い距離を使って好ポジションをとるためには、挟まれる真ん中よりもむしろ外枠の方が競馬がしやすいんじゃなかろうか。
インティライミ−サクラオリオンの組合せがやたら安いのも、もしかしたらそのへんを狙ってる人が大きく突っ込んだのかも。


◎インティライミ
○サクラオリオン
▲マヤノライジン
△ミストラルクルーズ



来週は更新できません。というか8月と9月は更新頻度がかなり落ちると思います。10月には復帰します。