府中牝馬S

秋華賞よりもこっちで勝負。毎年言ってる気がするけど。


とりあえず注目はディアデラノビア。今年に入って牡馬相手でも堅実な走りを見せているが、本賞金の上積みは中山牝馬S2着のみしかない。ここは意地でも勝ってエリザベス女王杯出走に繋げたいところだろう。
3歳時のこの馬は凄かった。繊細さとキレ味を併せ持った天才型の牝馬だった。だが今春復帰以降はどこか違う。毎回上位には食い込むが、最後がもう1つ伸びない。かつてチギリ捨てたエアメサイアにも今では大きく差をつけられてしまった。
特にゴール前では、せっかくそれまでの手応えは良かったのに最後他の馬と脚色が一緒になることが多い。どこか走るのを嫌っているような、追い抜くのを避けてるような印象を受けてしまうのは気のせいだろうか。「ディアデラノビアは追い抜く意志がない」という仮説が正しければ、ここは前で競馬できる先行馬が狙い目になる。


13番人気エイシンテンダー
11番人気マドモアゼルドパリ
14番人気ウイングレット
8番人気コスモマーベラス
2番人気デアリングハート
先行集団を形成するのはこのあたりか。なかなか実力馬揃いだ。


最有力候補は前走が強い内容だったデアリングハート。藤田が秋華賞に出るため乗り替わりになったが、後藤は東京1800実績はかなり凄いのでむしろ歓迎材料かもしれない。


だが本命は少し捻ってマドモアゼルドパリにする。
2月の東京1800の早春賞で、単勝30倍の人気を覆して1.46.9で逃げ切ったレースが素晴らしかった。サンデーサイレンス産駒のわりには評価の低い馬だが、能力は高い。しぶとく粘る持ち味をいかせればこのメンバーでも通用するはず。


◎マドモアゼルドパリ
○デアリングハート
▲コスモマーベラス
△ディアデラノビア


オッズ的にはかなり大勝負したいレベル。でも買い方が難しい。とりあえず◎の単勝か◎○の馬連が本線になりそう。


長期休養明けの実績馬エイシンテンダーとウイングレットも少しだけ気になる。マドモアゼルドパリがこの2頭を連れてそのまま前残り決着になれば、三連単1000万馬券も見えてくるんだが・・・。