京王杯SC

昨年このレースを1.19.4でレコード勝ちしたタワーオブロンドンにとって条件自体は最適なんだろうけど、問題は昨年より2キロ重くなった斤量。かつては57キロを背負うと成績が下がっていて、それは克服したようだけどこの一年は58キロを背負うたびに負けてきた。今年初戦のオーシャンSではナックビーナスにすら大きく離されている。前走の高松宮記念も道悪とはいえ負けすぎの印象で勢いを感じない。ダノンスマッシュは昔から左回りで成績が良くないし、ステルヴィオも前走いい位置にいたのに伸びきれず、復調はまだ遠そう。

このメンバーなら最内のラヴィングアンサーでも十分戦えるかもしれない。昨年春の晩春Sで1.19.5のタイレコードをマークしている。普段は追い込んで届かない競馬を繰り返しているけど、その時は少頭数の最内ワークでスムーズに馬群を割って2馬身突き抜けた。今回もほぼそれと同じ条件が揃っている。毎年春のこの時期に成績を上げるタイプで、前走の春雷Sでは9番人気の低評価ながら、今スプリント路線で勢いのある若い馬たちを相手に見事なキレ味を発揮して勝ち切った。前走1200を使ってからの距離延長で位置取りも取りやすくなりそうだし、ブービー人気だけど頭まであるんじゃないかと思っている。

もう1頭気になっているのは近走好調続きのストーミーシー。もともと左回り1400が得意な馬で昨年のこのレースも0.4秒差と健闘していた。阪急杯では0.2秒差。その後東風Sを勝ってダービー卿CTでも見せ場十分の7着。ここ2戦は先行しているけど元は差してキレる馬だし、得意コースでなお弾けるかも。

 

◎ラヴィングアンサー

○ストーミーシー

▲タワーオブロンドン

 

雨だった。これだと最内から馬郡を割って末脚勝負と思っていたラヴィングアンサーはちょっと狙いにくくなった。タワーオブロンドンはいっそ消してみよう。それよりは内のグルーヴィットの方が左回りの道悪なら信頼できる。

 

◎ストーミーシー

○グルーヴィット

▲ラヴィングアンサー