ターコイズS

ペイシャフェリスに期待してみたい。3歳時にアネモネSを力強く逃げ切った馬で、逃げたときの戦績は( 2 3 0 6 )。惨敗したのは桜花賞とオークス、ハイペースの1800福島牝馬Sやハイペースの京都金杯、あとスプリント戦で、舞台が向かなかったのは明らか。他は崩れていないので、先行して勝ったこともあるとはいえ、基本的には逃げてこその馬だと思う。中山1600は得意コースで、アネモネS勝ちのほか市川Sでも1着、2着、ニューイヤーSでも2着、4着など実績を残している。このコースで先手を取れれば牝馬限定G3なら勝ち負けになりそう。なぜかスプリントを使われることが多かったけど、前半からビュンビュン飛ばす競馬は合わない。このメンバーなら外枠からでもハナに立てそうな雰囲気だし、ゆったり行って直線で二の脚を使えれば粘りこめるかもしれない。馬体が小さいので53キロのハンデもいい。

 

ラビットランは当然強いと思うけど、あまり買いたくない。中山の馬場は先週は前残り傾向だったし、加速に手間取るタイプの馬だと思うので小回りの中山がどうか。あと騎手。なぜここでまた和田竜二が降ろされるのか。ここは是非和田に奮起してもらってローズSの再現を見せてほしいところ。和田の乗るエテルナミノルは去年のターコイズSでは前潰れの展開の中で先行馬として唯一上位に入線している。垂水Sではシルバーステートとタツゴウゲキの間に割って入ったし、八坂Sも強かった。ピリッと切れないところはあるけど牝馬限定重賞ならいつ勝ってもおかしくない。

あとはワンブレスアウェイか。なぜか東京ばかりを中心に使われていて堅実に好走するもキレ負けすることが多かったけど、ステイゴールド産駒らしく小回りの方が合いそうなタイプで、中山や福島では準オープンを完勝してみせた。休み明けの府中牝馬Sでは人気のわりに沈んだけど、休み明けプラス16キロ、府中のスローでキレ味勝負の展開では致し方ないところ。この馬も牝馬限定重賞では地力上位だろう。逆にフロンテアクイーンはキレ味の活きる東京の方が合いそう。メイショウサムソン産駒はクラスが上がると中山ではほとんど来ない。デンコウアンジュのように東京でこそという馬が意外と多い。

 

◎ペイシャフェリス

○エテルナミノル

▲ワンブレスアウェイ

△ラビットラン