ポートアイランドS

本命はスプリンターズSを除外されたマヤノリュウジン。8歳馬だけど老いてなお盛ん。もともとは先行馬でGIで3着に入って大穴を開けたのが2年前。去年7歳になってからは後方からの大外一気に徹するようになってさらにもう一段階飛躍した。今年も長期休み明けの北九州記念こそ見せ場がなかったけど、セントウルSではスローから大外を回して5着。ストレイトガールに寄られて立ち直す不利がなければもっと際どかった。
今回は初のマイル戦の上に58キロという一見厳しい条件。しかし馬格のある馬でハンデ57.5キロでもしっかり勝ってるので斤量はそれほど気にしないだろうし、前半死んだふりから溜めてキレる末脚を思えば、距離延長もこのコースもむしろ望むところ。坂のあるコースにも強い馬だし、力のいる馬場も得意。芝は1400までしか経験がないけど、地方ダートで走っていた頃は1600-1800でも全く崩れなかったので距離もそれほど心配なさそう。大外一気で差し切ってくれないだろうか。
でも馬場はあまり外差し向きじゃなさそうだな。


相手は札幌記念で本命に推したハギノハイブリッド。前走は直線で囲まれて全く終えなかったので参考外。あのメンバー相手に脚を余したままよく走っていると思う。まさかこんなところに出てくるとは思わなかったけど、長い直線で重い馬場という条件は良さそうだし、先行できるようになった今ならこれくらいの距離のほうがかえってペースも流れて走りやすいかも。タニノギムレット産駒自体、3000以上では全く勝ち星がないように長距離は不向きだし、3歳春までは2400でも勝ってるけど古馬になるとマイラーの活躍馬が多い。別定戦の斤量の決め方はよく知らないけど、G2勝ちのあるこの馬が56キロで走れるのもありがたい。


フルーキーは追い切りの併せでかなり遅れていていかにも休み明け。春の重賞で活躍したブレイズアトレイルも夏負けの影響があったようだし、3歳馬も大したことなさそう。休み明けを叩いたコスモソーンパークあたりが気になる。


◎マヤノリュウジン
○ハギノハイブリッド
▲コスモソーンパーク
△フルーキー
△シェルビー