安田記念

オークス、ダービーと外差しが決まって、さらに安田記念も最近毎年のように差し・追い込みが決まってるイメージはあるんだけど、今の馬場を見ると結構前も残る気がする。今回は末脚自慢の揃った混戦ムードで、どの馬も自分が目標にされるのは嫌で完成し合うなら、前の馬にチャンスが出ないだろうか。

 

ロータスランド

○レシステンシア

▲ファインルージュ

△ソングライン

 

ロータスランドは大幅に馬体を強化した前々走あたりからワンランク上に到達した気がする。その前々走も今思うとなかなかの強いメンバーに対して56キロを背負って快勝している。今回の安田記念で斤量実績のある馬は少ないのでこれだけでメリットは大きい。もともと1600-1800で堅実に走っていた馬が、1200のGIでも戦えるスピードを手にしたなら、1600に戻って期待は十分。騎手も岩田望来からデムーロに替わって勝負強さは増したと思う。

相手はレシステンシアを筆頭に、牝馬で揃えるか。

 

 

ダービー

皐月賞が終わると世代の力関係が大体ハッキリしてダービーの主役が決まることが多いけど、一冠目を終えてなお4強混戦ムードというのはちょっと珍しいパターンですかね。

人気サイドが上位を占めたことで、その馬たちが評価をキープしてダービーに臨んできているけど、個人的にはあまりレベルの高い皐月賞ではなかったように思う。まず1.59.7という時計が物足らない。前日稍重馬場だった3歳500万下山藤賞で外々を回って圧勝で悠々ゴールしたローシャムパークの時計が2.00.3だったわけで、それより馬場が乾いて前半も1.3秒速かった皐月賞は、もっと速い時計が出ても良かったのではなかろうか。ローシャムパークが強すぎたんだろうか。

2戦2勝で不気味だったイクイノックスやダノンベルーガは、力は見せたけど底知れない大物というほどではなさそう。ドウデュースも溜めた分だけ切れることは分かったけど最後は脚色が同じになっていたし、もう少し前の位置取りならor東京なら突き抜けるかと言うとそうではないと思う。ジオグリフは完全な盲点だったけど、昨年夏に見せた強さをようやく取り戻した感じで、あとはとにかく騎手が外伸びの中山のマクリ合戦を好位で上手く乗ったと思う。

ダービーでは人気4頭がまとめて外枠を引いたことでいよいよ怪しくなってきた。先週まではかえって外の方が良かった気もするけど、土曜の競馬を見る限りCコース替わりで内有利は揺るがないか。一角崩しが現れそうな気がする。

 

 

本命はマテンロウオリオンに期待してみたい。

万両賞、ニュージーランドT、そしてNHKマイルCと大外の絶望的な位置から巻き返してきた驚異の末脚の持ち主。とにかく追い出してからの加速が凄いという印象で、一瞬で前に取りつくことができる。NHKマイルCでも、内で閉じ込められるのを嫌ってか後方ポツンのような離れた位置取りだったものの、直線を向くころには前を射程圏に入れるところに上がってきていたのが並みの追い込み馬とは違うところ。持ち時計のパッとしない馬が多いこの世代の中で、前走の1.32.3という数字も光る。ダイワメジャー産駒と言うことでここまでマイル以下でしか使われていないけど、前走のような追い込みは一介の短距離馬に出来るものではないと思っていて、実際母系はレディパステルほか中距離馬が多い。スタートもそんなに悪くないので、2400のここならそこそこの位置を取ってくるんじゃなかろうか。むしろしっかり末脚を溜めることが出来れば、この距離でこそ弾けるかも。

 

相手は素直に人気馬から、東京替わりのダノンベルーガ共同通信杯で強かった馬には逆らえない。

 

マテンロウオリオン

○ダノンベルーガ

 

◎○の馬連一点で行くか。マテンロウオリオンは最後の詰めが甘い所があるので頭向きじゃない気はする。

三連単でも攻めるかどうか、直前まで考えます。デシエルトが残るなら面白いんだけどなあ。

オークス

桜花賞は0.3秒差以内に10頭が殺到した大混戦。人気馬も伏兵も力差はほんの僅かで、ちょっとした展開や適性が勝負を分ける。今週のオークスでは未知の距離に加えて、前日夜までの雨の影響もちょっと残りそうだし、さらに桜花賞含む主要レースがここまでほとんどスローの上がり勝負ばかりだったことも気になる。ここも人気と大きく違う結果になってもおかしくない。

 

本命はパーソナルハイ。赤松賞の逃げっぷりが気に入って阪神JFでも本命視したけど大敗。マイルでマイペースに持ち込むほどのスピードは無かった。しかしそれでも桜花賞では8番手から内枠を利して0.2秒差6着に健闘していて、フローラSでも前半かかった馬に競り掛けられる展開だったものの最後の直線よく粘ってみせた。マイペースで運べれば強い。オークスと言えば最近逃げ馬がほとんど勝てないレースだけど、実力のある逃げ馬がほとんどいなかったことが大きいと思う。後続の仕掛けが遅れるようなら粘り込む可能性はありそう。

同じく逃げ候補のラブパイローも一応押さえておきたい。特に前走は重馬場で逃げて直線入り口で捕まったかと思いきや最後は一馬身以上の差を付けて押し切っていた。もしかしたらこっちが離した逃げを打って、パーソナルハイと2頭同時に粘り込む可能性は無いだろうか。

 

あともう一頭是非買ってみたいのはサウンドビバーチェ。前走チューリップ賞では2番手から勝ちに行く競馬で最後差されて4着に敗れたけどギリギリまで粘ってみせた。この馬を4番手から追いかけたサークルオブライフとウォーターナビレラがそれぞれ3,5着で評価を落としつつ桜花賞でしっかり巻き返したことを思うと、この馬の4着も十分評価しなければならない。坂路の最終追い切りでも加速ラップで最後11.7の抜群の時計を示していて、一発の魅力十分。

 

◎パーソナルハイ

サウンドビバーチェ

▲ラブパイロ

△サークルオブライフ

△アートハウス

△スターズオンアース

 

11番人気、14番人気、18番人気の◎〇▲が来るようならあとは何が来てもおかしくないですね。でもあんまり手を広げたくないな。