ラジオNIKKEI賞

人気のフィエールマンは出遅れ癖もあるし、倒してきた相手がとにかく弱い。前走も超スローからの上がりだけの勝負になってキレの差で快勝したけど、小回りでもう少し流れるレースになるとこのメンバーに入れば怪しいんじゃなかろうか。

 

本命はメイショウテッコン。逃げてようやく持ち味の出る馬で、梅花賞では長距離の強豪エタリオウとサトノワルキューレを完封している。京都新聞杯も前半58.5のペースで逃げたうえに2番手のステイフーリッシュに早めに来られる辛い展開だったものの、最後まで粘って2着と0.1秒差の5着。他の先行馬は軒並み潰れている中でなかなかバテなかったあたりはかなり強い競馬をしていた。白百合Sでは直線入り口で一旦捕まったかと思わせながらも直線逆に差を広げながら3馬身差の快勝。1.45.9の時計も優秀だし、マイペースで行けば直線の末脚勝負で十分戦えることを示した。距離も多分これくらいの方が合うんだろう。

開幕週の福島の馬場は例年通り時計も速くて内で先行した馬が有利。ハナ争いが激しくなるかもしれないけど、幸い内枠を引いた。土曜メインの準オープンスプリント戦では前半32.4で逃げた2頭がそのまま好時計で押し切っているし、下手にスローにするよりはハイペースのまま押し切る方が今の馬場に向きそう。56キロでも地力にものを言わせて押し切れるんじゃないか。

 

相手本線は実績重視でイェッツト。変な名前。1.58.2の好時計が出たプリンシパルSで僅差3着だった馬。プリンシパルS組は1着コスミックフォースがダービー3着に激走して、2着ブレステイキングも古馬相手に快勝するなど、今さらながら評価が上がっている。イェッツトもコズミックフォースと2度僅差の勝負を演じていて、稍重ゆりかもめ賞で一度崩れた以外はなかなかしぶとい競馬をしている。

鞍上の蛯名は福島の重賞で活躍している印象があまりないんだけど、実は1-4枠で騎乗すると( 0 0 2 14 )で連対ゼロ、しかし5-8枠では( 5 3 2 16 )で勝率19%の連対率31%という極端な成績を記録している。つまり福島の外枠の蛯名は黙って買い。

 

 

◎メイショウテッコン

〇イェッツト

 

本当はメイショウテッコン頭固定にしたいけど、福島1800は重賞になると逃げ馬は最後捕まって勝ち切れないケースが多い。馬連一点勝負にするか。