日経賞

サウンズオブアースの菊花賞は枠と高速馬場の影響が大きすぎてまだ評価できない。古馬相手に人気を背負うと辛いのではなかろうか。フェノーメノとウインバリアシオンも復調なったかまだ分からないし、アドマイヤデウスも前走はヨーイドンの競馬で内をうまく突いたことによるものなので、地力はどうかまだ怪しい。
クリールカイザーが強いと思うけど、前々走消極的に乗っていた吉田豊に戻るのはちょっと嫌だな。


本命はタマモベストプレイ。
京都の好成績が目立つけどこれはデビュー直後に京都ばかり走っていたときのもので、本質的には長い直線の追い比べよりももっとタフな競馬の方が合いそうなタイプ。中山は皐月賞5着と有馬記念5着、さらにスプリングSでもロゴタイプとマイネルホウオウとフェイムゲームの間に割って入る2着に好走した実績があり、適性があるのはこちらの方だろう。昔は中段からジリ脚で掲示板どまりという競馬が続いていたけど、和田から津村に乗り替わってからは積極的に前につけるようになって丹頂S1着、京都大賞典2着。ジャパンCのハイラップを2番手で追走するのはさすがに厳しかったけど勝ち馬以外からは離されずに健闘した。前走はプラス14キロの太目の馬体で瞬発力勝負に対応できなかったけどそれでも0.6秒差で大きく負けていない。一週前の坂路ではデビュー以来最速の追い切り時計を記録して絶好調。他の実力馬の調子が上がってこないようなら金星がありそう。


あとはフラガラッハか。中距離に戦場を移してから一気に成績が安定した。前走も差しが届かない展開で上がり最速の0.5秒差6着。同じく最後よく追い込んだマイネルフロストが続けて中山記念でも好走していたようにこの馬も侮れない。


◎タマモベストプレイ
○クリールカイザー
▲フラガラッハ
△ウインバリアシオン
△フェノーメノ