アイビスサマーダッシュ

昨夜の12時半頃に、バイラオーラに30万、アイアムマリリンに50万、サアドウゾに100万、アポロドルチェに50万、セブンシークィーンに200万、ストロングポイントに200万、エーブダッチマンに100万、アポロフェニックスに50万の大量投票が一斉に入った。これだけ分散させるとどれが勝っても儲ける割合はそんな高くなさそうだけど、どういう狙いなんだろう。


本命はシャウトライン。
2年前の駿風Sを2馬身半差で圧勝した実績の持ち主。その年のアイビスサマーダッシュは苦手の道悪に泣いたけど、去年のこのレースでは休み明けで0.3秒差の5着。不調が続いた去年のこの時期でも掲示板を外さなかったのはコース適性がかなり高い証拠。
今年は前々走の新潟直線でエーシンヴァーゴウから1馬身差の3着。当時の苦手な重馬場から今回は開幕週の良馬場に条件が変わって、斤量も1キロ減。対するエーシンが初重賞挑戦で人気を背負って内枠発走なら、今度は逆転する可能性が高い。
他にも最近直線コースで好走してきた馬が何頭かいるけど、新潟直線コースを連戦するのはあまり勝率が良くなくて、前走新潟直線を走った馬が次走で新潟直線を勝ったケースは準オープン以上では過去にたった2回だけ。その点でも、間にもう1戦中山1200を挟んだこの馬にアドバンテージがある。
その前走でも稍重馬場で前半3ハロン33.3で果敢に逃げて3着。ブリンカーをつけてから近走はかなり好調が続いていて、今年ようやく万全の状態で良馬場の直線芝コースに挑めることになる。今回のメンバーではこの馬が1番馬格が大きいし、一方で斤量が軽い牝馬6騎が全て1桁馬番に納まったのも好都合。カルストンライトオ以来2頭目の牡馬優勝を期待したい。


◎シャウトライン
○アイアムマリリン
▲スピニングノアール
△エーブダッチマン
△マヤノロシュニ
△エーシンヴァーゴウ


相手はやはり牝馬が中心か。距離短縮でスピード勝負になるほど強さを増してきたアイアムマリリンはシャウトラインを上回る「斤量比」で村田一誠なので一応押さえておきたい。あとは前走シャウトラインに先着したエーブダッチマンもスタートが速くて直線コース向きかも。
大穴ならスピニングノアールとか。高速決着を追い込むのが得意という異端の馬で、一旦加速したら止まらない末脚は新潟直線コース向き。この馬も道悪が苦手で、このレースで何度か雨に泣かされた。多くの出走馬がまだ生まれてすらいなかった6年前にはこのレースで3着に好走している。今回は2年ぶりの復帰戦だけど稽古の動きそのものは悪くなさそう。転厩先の水野厩舎は、新潟芝の勝率12%、開業以来の芝の勝ち鞍の半分以上が新潟に偏る新潟専門厩舎。最低人気であっと言わせる場面があるかも。