天皇賞

久々に淀に行きます。長距離レースは苦手なので馬券は軽めに。


本命はアルナスライン。
日経賞で久々に強い競馬を見せた。速い流れを4番手で追走。直線を向いて先行馬が続々と潰れる中で、この馬だけ脚色が衰えない。追い込んできた2頭との差をほとんど詰め寄らせることなく、上がり34.9のレースレコード。信頼度には欠けるけど、大駆けした時の強さは本物だと思う。暖かい時期の方が体調も良さそうだし、時計の速い京都の馬場も望むところ。メトロポリタンSや日経賞で見せたあの強さをもう一度発揮してくれることを祈る。
日経賞というと天皇賞本番には繋がらないイメージも強いけど、単に強い関西馬がこのレースをあまり使わないだけ。近年関西馬で日経賞を勝った馬は3頭いて、そのうちリンカーンとメイショウドトウが本番でもきっちり好走している。本番に向けたステップとしては申し分ない。
最終的には4番人気くらいに落ち着きそうな気配。今回も先行策を示唆しているので、場合によっては外枠のアサクサキングスよりも前で競馬することもあり得る。先行して速い上りを使えるこの馬のいいところを引き出してほしい。


◎アルナスライン
○マイネルキッツ


対抗は日経賞2着のマイネルキッツ。今年のトライアルの中ではやっぱり日経賞が一番中身が濃かったと思う。関東勢では唯一、ゴールデンウィークの混雑を避けて早目に栗東入りしてきたのも好印象。
これまで重賞で善戦マンを続けてきたけど、距離が伸びた日経賞での一皮剥けたレースぶりに好感を持った。菊2着馬とダイヤモンドSレコードホルダーが後続を5馬身突き放す展開の中で、その2頭の間に割って入ったのだから、ステイヤーとしての資質は十分。京都コースは初めてだけど、いつもレースが終わった頃に差してくる馬なので下り坂で勢いがつく京都は向くと思う。チーフベアハート×サッカーボーイで淀がダメってこともないだろう。


他はあんまり食指が動かない。
日経賞と言えばもう一頭の好走馬はモンテクリスエスだけど、武豊が乗るので買いたくなくなった。オッズ的な意味ももちろんあるけど、最近のこの騎手の人気馬の沈め方は目に余る。今年2100メートル以上の距離は17戦騎乗して連対1回のみというのも酷い。