中山金杯

去年の中山は一年間前残りが目立ったけど、金杯はCコースで行われるようになって以来基本的に差し決着。今回もサイレントプライドが人気を集めるなら前がかりの展開になるだろう。サイレントプライドは前走で展開に恵まれて楽をした分、距離延長の重賞で揉まれればキツい。ダービー卿CTと似たようなレースになるのでは。


ということで本命は素直にアサカディフィート。今年もみんなで爺さんからお年玉をもらいましょう。
追い込みなら他にもエアシェイディ、アドマイヤフジがいる。エアシェイディは中山にも実績はあるけど、瞬発力型のサンデーがこのレースで立ち回るのは難しいだろう。中山記念2着のときもダンスインザモアにキレ負けしていたし、やはりこの舞台で重賞となると勝つまでは想像つかない。アドマイヤフジはエンジンのかかりが悪くて小回り苦手。宝塚記念ほどの乱ペースになれば別だが、勝負を捨てて大外一気に徹してようやく馬券圏内に届くかどうかといった程度。


対抗はシルクネクサス。オープンで完全に頭打ちだった4歳時にもこのレースで0.3秒差と見せ場十分の接戦を演じているように、向こう正面から11秒台を刻むことの多い金杯は体力自慢のこの馬に合う。グランプリホースと接戦を演じるまでに成長した今なら勝ってもおかしくない。


穴なら引退撤回のヤマニンアラバスタ。左回り巧者の印象が強いが、中山芝も( 1 2 1 2 )と悪くない。アルゼンチン共和国杯では伸びない外を回して一瞬勝てるかという勢いだったのでまだ見限れない。中京で瞬発力勝負になった前走は度外視。今なら上がりのかかる競馬の方が合いそうだ。


◎アサカディフィート
○シルクネクサス
▲ヤマニンアラバスタ
△エアシェイディ
△アドマイヤフジ