セントライト記念

ロックドゥカンブのラジオNIKKEI賞の勝ち方はあまり評価していない。あの日の福島は4角で前にいれば粘りこむのに苦労しない馬場状態だったし、52キロから54キロに負担が増えるのも不安材料。真価を問われるのはこれから。
ゴールデンダリアはかなりの素質馬だと思うが、血統と実績から明らかに東京向きで、中山2200のタフなレースになるとパフォーマンスは落ちるだろう。あとこのコースはなぜか内枠の成績が芳しくないのも気がかり。
馬場が酷く渋るようならマイネルダイナモが面白いかもしれないが、札幌ならともかく、函館のみの実績は秋にはあまり繋がらないことが多い。馬場適性が中央とは違いすぎる。


本命はサンワードブル。
芝の中距離を使われるようになって( 2 1 1 0 )。2走前、東京にしては珍しくペースの緩まない厳しい展開になった夏木立賞でシグナリオ以下を完封し、プリンシパルSを上回る好タイムで勝っている。前走の福島でドリーミーオペラに内から掬われたことで人気を下げてしまったが、コース取りの差を考えれば力負けではないし、むしろ激しいラップの耐久レースで最後まで伸びきったことを評価したい。この2戦での経験値は他の3歳馬よりかなり上。
直線ヨーイドンの未勝利で勝てず、ハイペースのレースで実績を積み上げてきたあたりに中山2200への適性を感じる。34秒後半の上がりが出せれば十分届く。