ヴィクトリアマイル

本命はビーナスライン。
函館スプリントSで大外から全て差しきった末脚が忘れられない。函館競馬場1200以上のコースで上がり33秒台の末脚を発揮したのは後にも先にもこの馬だけだ。前走の高松宮記念でも、大外をぶん回して上がり最速の末脚で4着に入線。末脚だけならGIでも通用する。
1600でも2度走っていて( 0 1 0 1 )。忙しいスプリントよりは、ゆったり流れるこれくらいの距離のほうが末脚を発揮しやすいかもしれない。
血統的にも東京マイルが絶好の舞台。フジキセキ自体が東京1600でかなりお買い得な種牡馬だが、さらに母父をノーザンダンサー系に絞ると回収率は200%を超える。この血統構成でGIに挑戦したのはこれまで4頭いて、NHKマイルCでファイングレインが9番人気2着、ビッグファルコンが16番人気5着、去年のヴィクトリアマイルでコスモマーベラスが16番人気4着と、超大穴で大健闘している。もう一頭は安田記念で惨敗したフジサイレンスだがこちらも東京新聞杯を11番人気で快勝した馬だ。東京マイルでは穴のときほど期待値の高い血統だと言っていい。
そして月曜日にこのブログでも書いたように、今の東京競馬場は外枠の差し馬が有利。土曜の京王杯SCでもシンボリエスケープが穴を演出した。最近のGIでもペールギュント、ダイワスカーレット、ヴィクトリー、エリモエクスパイア、ムラマサノヨートーと毎回8枠の馬が波乱の主役を務めるのがお決まりの流れになっている。今回アッと言わせるのは大外18番のビーナスラインだ。








でもまぁ、たぶん無理だなw
京王杯でシンボリが来るくらいだから外がいいのは間違いないと思うんだけど、それ以上に時計が速いのがネック。京王杯1.20.0、夏木立賞1.59.4なら、春の東京でも過去最速クラス。ここまで速い馬場になるとは思ってなかった。ビーナスラインが1分32秒台で走るところはさすがに想像つかん。せめて雨でも降れば・・・。


ただ一番人気のカワカミプリンセスはあんまり買いたくない。3歳でGIを勝った牝馬の4歳緒戦は非常に危険で、近年でもラインクラフト、ダンスインザムード、スイープトウショウ、アドマイヤグルーヴ、スティルインラブ、ファインモーションなどほとんどの名牝が負けている。
それよりはスイープトウショウのほうがいい。去年の秋は不調だった。MAXの能力ならカワカミより格上。前走並みに走れれば勝てる。
穴臭いのはジョリーダンス。時計勝負にも強くて、強烈な末脚を持っていて、枠も外を引いて、騎手もこのコース大得意だ。あとは能力次第。
あとは前走マイラーズC4着が光るアドマイヤキッス、一叩きした去年4着コスモマーベラス。このへんで適当に三連単組んでみよう。休み明けのカワカミと内枠のディアデラさえ沈めば意外と高配当になる。