小倉記念

1コーナーで最後方に控えた3頭による決着で、まさかの百万馬券。
出だしのラップは12.4-10.9-11.4で、残り1200㍍地点から11.9以下に突入する息の入らないラップ。とはいえ数字だけ見れば極端な前潰れになるほど厳しいとも思えないのだが、上位3頭だけでなくダイタクアルビンまでもが際どく追い込んできているので、やはり先行馬にとって相当厳しい展開だったようだ。
去年も似たようなペースだったけど、そのときのメイショウカイドウは58.5㌔で後方11番手から差してきた。今回は59.5㌔で先行して3番手からの追走。最後は伸びずに6着に敗れた。いくら小倉巧者とはいえ、人気と酷量を背負って展開に泣けばこうなるということだろう。最近の先行脚質が裏目に出てしまった。3連覇は簡単にはいかない。


スウィフトカレントは内をうまく突いた好騎乗だったが、馬自身も一時期の甘さが消えて、軽い芝で展開さえ向けばキッチリ追い込んでこれる馬になりつつある。もうしばらく好調期間が続くかもしれない。ただ重い芝への不安はまだまだあるのを忘れないでおきたい。