京都金杯

本命はバッドボーイ。
逃げなかったレースでは( 1 2 5 16 )という成績なのに対し、すんなりハナを切ったレースでは( 3 3 2 1 )で、プラス26キロの大幅馬体増だったカシオペアSを除くと実は全く崩れていない。準オープンでは逃げなくても堅実に走っていたので常に人気を集めていて何も妙味がなかったけど、オープンに復帰してからは7戦走って二桁着順が6回。格下扱いされているので今回も全然人気していない。
京都金杯は過去10年間で伏兵の逃げ切りが4度起こったように極めて逃げ切りが起こりやすい条件。今回は単騎の逃げが可能なメンバー構成だし、完全ノーマークでようやくチャンスが出てきた。53キロのハンデも裸同然。
もともと若駒の頃から東京スポーツ杯5着、ラジオNIKKEI杯2着、きさらぎ賞4着、毎日杯3着があるように重賞でもそこそこやれる素質はあった。古馬になって再度オープン入りしてからも、単騎で逃げることのできた昨夏の小倉日経オープンだけは僅差3着に粘りこんでいる。そもそもこれまで、逃げたこの馬を捕まえきった相手を見渡すと、エピファネイア、マイネルミラノ、サトノアラジン、レッドアリオン、メイショウヤタロウにノボリディアーナとその後出世した活躍馬の名前が並ぶ。今回の出走馬を見渡しても格上と呼べそうな実績馬はトーセンスターダムとエキストラエンドくらいで、あとは最近不調のダイワマッジョーレとメイショウマンボを除けば、重賞と呼ぶには怪しいメンバー構成。地力でそれほど劣っているとは思えない。展開利があればアタマまで期待できるのでは。


◎バッドボーイ
○シベリアンスパーブ
▲トーセンスターダム
△エキストラエンド
△オメガヴェンデッタ
△ダイワマッジョーレ


相手筆頭はシベリアンスパーブ。前走は外から力強く抜け出してあわや勝つかという内容。毎年冬に成績を上げる馬だけどここに来て本格化したかも。