オールカマー

逃げ・先行馬が揃ったように思えるけど、セキショウとメイショウナルトは最近は番手に控えることが多くなり、マイネルミラノも前走2番手から粘りこんだこともあって今回は行きたい馬がいれば控えるとコメント。ミトラやロゴタイプも積極的に行くことはないし、すんなりハナに立てそうなメイショウカドマツを本命にしたい。


3歳時から寒竹賞を圧勝したり、若葉Sで一旦は捕まりながらもしぶとい末脚を発揮してワールドエースの2着に食い込んだり、差し決着の皐月賞でも上位に粘りこんだりと、早い時期から素質の一端は示していた。負けるときは大敗もある馬だけど、気分よく行けたときには直線入り口で後続を突き放す父譲りの瞬発力を見せたり、一旦並ばれてから差し返す持久力を示すこともある。特に道悪で時計のかかる馬場ではかなり強い。
丸2年の長い休み明けを挟んだ復帰戦こそ大敗したものの、早春Sでは向こう正面から先頭に立って後続を引き付けて直線だけで4馬身千切り捨てる圧勝。スズカデヴィアスに絡まれた阪神大賞典は度外視するとして、目黒記念では厳しいペースを逃げて僅差4着まで粘りこんだ。苦手かと思われた高速決着でも好走したことでかなりの地力をつけていることを印象付けた。今回は追い切りがバタバタだったせいで全くのノーマークだけど、一週前の追い切りでは坂路で好時計をマークしていて体調が悪いようには思えない。
長い距離を中心に使われてきたけど、血統的にはむしろ今回くらいの距離の方が合いそう。後続の仕掛けどころ次第では直線を向いたところでセーフティーリードをつけて押し切れないだろうか。


◎メイショウカドマツ
○マイネルフロスト
▲ミトラ
△ロゴタイプ
△ヌーヴォレコルト