去年1着のレイカーラは、今年春の東京新聞杯と福島牝馬Sでも好走、休み明けの府中牝馬Sでも0.4秒差7着に入線しているようにここでははっきり地力上位。キレ味で勝負するタイプではなく、(3 1 0 0)の成績を残す中山でこそ本領を発揮する。開幕週とはいえ時計がかかって外差しが十分届く今の馬場も最適。
3歳馬マーブルカテドラルも、直線で前が詰まったクイーンSとかかって大敗した秋華賞を度外視すれば、牝馬クラシックで上位に入線してきた地力は侮れない。ただ出遅れ癖があって信頼はおけないのと、手応えよく回ってきたわりには直線伸びない競馬が続いているので、ここも勝ちきるまではどうだろうか。
それより怖いのは芝戦績の少ないケイティバローズ。前走1.32.1の時計でスイートサルサの2着に好走したのも見事だったけど、前々走の八坂Sも戦った相手を思えば悪くない。51キロのハンデは恵まれている。
近走着順のパッとしない馬ばかりなので結構オッズが割れてるけど、主役はやはりこの人気3頭。
ノボリディアーナは気分よく先行できないと脆いタイプ。昨年2着したときは前2頭が引っ張ってくれて実質単騎逃げのような形が恵まれたけど、今年は同じような脚質が何頭かいるし、前に行って有利になる馬場でもなさそうなので軽視。
ヒモで割って入るならアミカブルナンバーか。東京を中心に使われているけど、一昨年このレース3着。去年は大敗したものの、それを除けば中山や阪神でも崩れずに安定している。スタート次第では中段で運べる馬なので乗り方一つで一変しそう。
◎レイカーラ
○ケイティバローズ
▲アミカブルナンバー
△マーブルカテドラル
