例年通りに予想すれば、中山と冬場の実績が豊富なトーセンジョーダンとヴィクトワールピサとトゥザグローリー、あるいは先行力のあるアーネストリーを中心に馬券を組み立てたいところ。
でも今年は少し違うかなとも思う。逃げ馬がいないとはいえ、自分でペースを作れる先行馬がこれだけ揃うと、お互い影響しあって、各自が望む展開にはならないんじゃなかろうか。さらに3冠馬オルフェーヴルがいる。ジャパンCが予想外の「凡戦」に終わったこと、他の3歳馬が古馬相手に健闘していることを思うと、オルフェーヴルの力が一枚以上抜けている可能性が高いと思う。もしオルフェーヴルが早めに動くようなら、前が一掃されて差し・追い込みが届くかもしれない。
ということで本命はオルフェーヴル。アタマ固定三連単で逆転黒字を目指したい。
問題はブエナビスタ。古馬では1番強いとはいえ、去年より勢いが衰えたのは否定できないところで、特に仕掛けてからの反応が鈍いのが中山では致命的。そして包まれやすい内枠もどうか。ただ厳しいラップの消耗戦は望むところでもある。天皇賞で4着に負けて、1番人気の重圧も消えて、ブエナビスタは少し自由になった。最後の最後で見せ場なく終わるとは思えない。馬券圏内には残るんじゃなかろうか。
◎オルフェーヴル
○ブエナビスタ
▲ヒルノダムール
△エイシンフラッシュ
△ジャガーメイル
3番手はヒルノダムールが本線。ジャパンCを見送ったローテに好感が持てる。追い切りでも仕掛けてからの伸びがいい。4歳勢の中では瞬発力勝負よりも厳しいラップが向くタイプ。直線の短いコースにも実績があって、差し脚も堅実。枠も良い。内で溜めて弾けられれば。
次点はエイシンフラッシュ。ジャパンC凡走組はまとめて消すつもりだったけど、前走外枠から今回内枠、さらにルメールへの乗り替わりということで、この馬だけ見直すことにした。
もう1頭はジャガーメイル。前走は内有利の馬場と他馬の凡走に助けられたけど、スタミナはこのメンバーでも上位。アドマイヤモナークが突っ込んでくるような展開になれば。
