本命はペルーサ。いまだダービー馬を出してない青葉賞組だけど、青葉賞を強い勝ち方で圧勝した馬は例外なく本番でも勝ち負けに食い込んでいるので、ローテそのものの信頼度は高い。さらにこの馬の場合、無敗のまま皐月賞をパスしたことと、皐月賞で強い2着だったヒルノダムールをすでに倒している、という2点で過去の勝ち切れない青葉賞馬とも明確な違いがある。ゼンノロブロイ産駒の東京実績も十分で、特にクラスが上がってペースが上がるほど強さを増す印象。鞍上も現役ナンバー1ジョッキーなら最有力候補か。
対するヴィクトワールピサは前走最内を突いて多少恵まれた感があるのと、東京への適性が未知数なので減点。ネオユニヴァース産駒自体が中山に比べて東京の成績が悪すぎて、重賞どころか特別勝ちすらほとんどないのは気になる。雨の影響もほぼなさそうだし、ペルーサの方が上と見た。
一角崩しを期待するならやはり先行するアリゼオ。これがもっと人気を落とすようなら馬券の気合の入り方も違ったんだけど。
終始かかりどおしの共同通信杯は度外視できる。皐月賞も自分の展開に持ち込めない苦しい展開のまま5着に粘って、ゲシュタルトやリルダヴァルを競り落とす強い内容だった。父シンボリクリスエスもこの春の東京芝コースでダントツの成績を誇る種牡馬。過去にもアプレザンレーヴやモンテクリスエスがいて東京の持久力勝負の適性は高い。近年ダービーで穴をあけるのは先行馬だし、スプリングS勝ち馬も相性が良い。気分よく先行できれば巻き返す余地は十分。
◎ペルーサ
○アリゼオ
ヒルノダムールは短い直線の方が合うんじゃないかと思う。他ではリルダヴァルやゲシュタルト、コスモファントムが気になるけど、2強も堅実だから一角崩しまでは期待できないか。一点だけにしようかな。
