NHKマイルC

人気馬の中ではダノンシャンティを嫌ってみたい。今まで一度も1番人気にもなってないのに、前走だけで評価されすぎた感じ。極端なスローの中距離戦ばかり使われたキャリア、今年ハッキリ成績の落ちているアンカツも頼りない。
サンライズプリンスはまともに走れば1番強いと思うけど、やはり出遅れが心配。賞金の上積みが絶対条件だった前走と違い、ダービーを見据えた状態では無茶なマクリもできない。内枠で出遅れて外に回しているようだと間に合わなくなるかも。


◎コスモセンサー
○リルダヴァル
▲ダイワバーバリアン
△ガルボ
△サンライズプリンス


本命はコスモセンサー。
アーリントンCでは残り4ハロン地点から11.2のラップを刻む未曾有のロングスパート勝負を強いられながら、最後まで後続に影を踏ませなかった。当時の阪神Aコースは開幕週から差しの方が目立っていて、強風の週を除くと逃げ切りはこの馬1頭だけ。翌日の阪急杯を見ても近年でもかなり時計を要する馬場だったはずで、走破時計も悪くない。このレースの他の上位馬はその後レト、ニシノメイゲツ、キョウエイアシュラがニュージーランドTで掲示板に乗っていて、シゲルモトナリやフラガラッハも順当に勝ち上がった。地味ながらなかなか中身の濃い一戦だったと思う。
前走は外枠から無理やりハナを奪う形でスタートで一旦無理をして、さらに残り4ハロン地点でサンライズプリンスに早めに来られて11.3のラップを刻むという、道中で2度脚を使わされる厳しい展開。さすがに最後失速したけど、残り150まで2着争いに加わって見せ場を作った。
今回は内からすんなり先行できるし、ハナには立てなくても前走に比べればかなりストレスの少ないレース運びが出来そう。レコード勝ちがあるので高速馬場も苦にしない。
キングカメハメハ産駒自体も東京1600の2歳レコードをこの2年間で2度塗り替えていて、高速の東京マイルには高い適性を持つ。青葉賞とプリンシパルSでも速い時計で連続好走中だし、得意な馬場状態ではひたすら強い種牡馬なのでこの勢いは侮れない。
あとは展開次第。淀みない流れで後続との差を保ったまま直線を向けば、粘りこむシーンがあるかも。


対抗はリルダヴァル。叩き3走目で良馬場なら順当に力を発揮できそう。鞍上もマイルGIなら信頼できる。
あとはダイワバーバリアンとガルボ。先行脚質で重賞実績も十分。マンハッタンカフェ産駒は高速馬場で最後までよく伸びる印象がある。