桜花賞

いろいろ考えたけどよく分からなかった。
今年の桜花賞は例年と違う特徴がいくつかある。馬場は外から差しにくくなって、昨日から時計がかなり速い。出走メンバーは関東馬中心、下位人気まで実績馬揃い、そして逃げ馬がいないこと等が挙げられる。


最初は先行馬から穴を探そうとして、ワイルドラズベリーとレディアルバローザあたりに目をつけていた。
ただそれ以上に、後方待機組の方が面白いかなと思い始めた。例年ほど外差しではないとはいえ、土曜の競馬を見てると、後ろの脚質でも「高速馬場への適性」があれば何とか届きそうな感じ。特に今回は逃げ馬がいない。スローの団子状態になればかかる馬も続出しそう。離れない後方で自分の競馬に徹する方が末脚が伸びるかもしれない。


本命はプリンセスメモリー。
ダリア賞ではシンメイフジを撃破。休み明けのクリスマスローズSとクイーンCでも好走していて、毎回人気しないけど新潟2歳S以外は一度も崩れていない。
この馬のこれまでのレースは、新馬戦以外は全て、内の狭いところからスルスルと馬群を割ってくるというもの。今回は大外枠なので一見持ち味がいかせないかと思ったけど、むしろ広いところを伸び伸び走らせることでまた違う末脚が見れるかもしれない。実際、新馬戦では新潟直線コースを2歳タイレコードで快勝している。
馬体減が心配だし本当はオークスで買いたい馬だけど、外回りの桜花賞はオークスと直結するようなので、15番人気に甘んじている今回のうちに手を出してみよう。


タガノエリザベートも持ち時計は最上位クラス。特にファンタジーSは古馬準オープンにも匹敵する好時計で、しかも先行有利の馬場状態の中で最後方からごぼう抜きする強烈なものだった。
阪神JFでは再度大外を回したけど、芝が重かったこと、シンメイフジらとともに人気したこともあって、内を綺麗に回った馬たちに届かなかった。それでも0.4秒差。展開一つで十分届く末脚を持っている。
今回はすみれSで先行策を経験させてから一気の距離短縮という異色のローテが怖い。距離短縮でキレ味を増すのはよくあることだし、実際この馬自身ここまで唯一の距離短縮がファンタジーSだった。再現があるかも。
こっちが◎でも良かったんだけど、実は直線短いコースの方が向くんじゃないかなという気もしたので対抗まで。


◎プリンセスメモリー
○タガノエリザベート
▲ワイルドラズベリー
△レディアルバローザ