マイルCS

カンパニーには参った。ここでは実力が違った。


ただ馬券的にはやはりマイネルファルケに手が伸びなかったのが悔しい。前走の富士Sでは2番手で先行して0.3秒差。次は買いだとチェック入れてたんだけど、GIでは賞金的にどうせ除外されると思ってすっかり頭の中から消えていた。叩いて上積みがあると思ったストロンガルーダ、最後でもうひと伸びしたザレマの陰に隠れてしまっていた。
京都マイル外回りの重賞は、1分32秒台の高速決着になると逃げ馬は息が持たなくて中段の差し馬が強い。しかし1分33秒〜34秒台の時計のかかる馬場状態なら頻繁に逃げ馬が穴をあける。京都金杯はもちろんのこと、マイルCSでも90年代は逃げ馬がよく残ってたし、近年で一番時計のかかった03年でもギャラントアローがあわや逃げ切りのシーンを演じている。今年も時計がかかっていた上に雨まで降って前が残り始めてたし、逃げ馬が残る下地は十分あった。
マイネルファルケ自身も必ずしもハナに拘る方じゃないけど、これまでハナを切ったレースでは今回を除いて( 5 1 0 2 )で、逃げなかった場合の( 0 3 1 6 )とは全然別馬だった。他に逃げたい馬もいなくて単騎濃厚だったし、調教もブックの藤井さんが絶賛してたし、終わってみれば買う要素はいくらでもあったようだ。残念。