京都大賞典

こっちは毎日王冠とは違って、まず格下では通用しないレース。例年の傾向から言えば菊花賞馬や天皇賞馬が強い。今年も基本的には人気5頭の争いになりそう。そのうちトーホウアランとスマートギアを消した3頭で勝負。
トーホウアランは去年の勝ち馬だけど、去年は人気3頭が自滅したところで内を上手く突いただけ。過去10年の京都大賞典の中でも一番低レベルな争いだった。今年は1キロ増えて相手も強化されたのに2番人気。素質の高さというよりは立ち回りの上手さで活躍してきた馬なので、王道路線の紛れのないコースでGIホースとガチンコで戦うと苦戦は免れないだろう。
スマートギアも、重賞では勝ち負けに加われず、準オープンでも勝ち切れない馬。もう底が見えた感じ。G3なら展開頼みの一発があるとしても、G2になると厳しい。


◎マイネルキッツ
〇ジャガーメイル
▲オウケンブルースリ


本命はマイネルキッツ。
2キロの斤量差があるジャガーメイルとも迷ったけど、今回マイネル陣営が好位につけることを示唆しているのでそれに期待した。今の京都は前有利な分ペースも締まりやすく、ここは逃げ馬も揃ったので極端な瞬発力勝負にはなりそうもない。長距離時計勝負への高い適性、京都外回りでも決して止まらない息の長い末脚、競り合いになれば譲らない勝負根性は春に最高の形で証明済み。鞍上の松岡も京都芝コースの単勝回収率は300%を超えている。人気馬の中で一番最初に4角を回ってくるようなら十分押し切れる。今後のGI3戦は苦戦必至なので、陣営としてもこの秋はなんとかここを勝ちたいんじゃなかろうか。