毎日王冠

東京1800は展開次第で格下にもチャンスが生まれる難解なコース。今回は展開予想自体がかなり難しいので、この際そこは深く考えず、ダイシンプラン一世一代の大駆けに期待することにしたい。


以前にも触れたけど、この馬の能力は出走頭数によって大きく左右される。13頭立て以上では( 0 0 0 9 )。追い出した時の反応が悪いのでうまく馬群を捌けないし、大外に持ち出してもスパッとキレない。先行したらかかる。恐らく馬自体も、周りに他の馬がたくさんいるとやる気を失ってるんじゃないかと思う。例え相手が格下ばかりであっても、多頭数で行われる限りはまず疑ってかかる必要がある馬だ。
しかし12頭立て以下では( 5 1 0 1 )と超優秀。ラスト300だけでブラックシェル以下全馬をごぼう抜きした新馬戦や、1.44.9の好時計で楽々突き抜けた博多Sなど、その実力を上手く引き出せれば重賞級の能力を感じさせる。
今回はウオッカのおかげで出走頭数が少ないし、距離短縮、時計勝負も臨むところ。ここ2走の着順は悪いけど、着差はそれぞれ0.2秒、0.5秒なので苦手な条件を思えばかなり好調な方だろう。東京開幕週にも実績がある。去年ウオッカ斬りをやってのけた藤岡佑介を鞍上に迎えて万全の態勢。今回でこの馬のMAXの能力が測れると思う。


他馬がみんなMAXの能力を発揮してきたらさすがに分が悪いんだけど、今回有力馬には休み明けが多い。特にウオッカは休み明けで勝ったことが一度もない。
カンパニーは休み明けはこなすし少頭数の競馬も大得意だけど東京は相性が良くない。スマイルジャックはもともとスムーズに競馬をできる方が珍しい馬だし、前走の上がりが早すぎた分逆に反動がないか不安。ヤマニンキングリーも前走マイナス20キロからの連戦が心配だし広いコースにまだ実績がない。何とか付け入る隙があるかもしれない。


◎ダイシンプラン
〇カンパニー
▲ハイアーゲーム
△ナムラクレセント


もうちょっと穴人気してもよさそうだけど、少なくとも単勝万馬券、下手したら200倍近くつきそうな勢い。大人しく単複だけにしようと思ってたんだけど、少頭数だし高配当だし、いっそ1頭軸で片っ端から流してみても面白いかも。