フェブラリーS

劇的復活を果たした後もその勢いが止まらないカネヒキリ。いよいよ前人未到のGI8勝に王手をかけた。ただJCダート、東京大賞典ともに、少なからずコース取りの差が明暗を分けたような印象を持った。今回は人気が逆転して、受けて立つ側に戻る。ルメールも中央GIで1番人気に騎乗するのは今回が初めて。このへんの違いは大きいんじゃなかろうか。
東京1600の鬼門とも言える内枠を引いたこともマイナス材料に見える。過去のフェブラリーSで1枠〜2枠の馬が勝ったことは一度もない。
そして中央ダートで2度しか負けたのことのないカネヒキリの、その2度の敗戦が両方ともこの東京マイルだったことも注意したい。もちろん3年前のフェブラリーSを圧勝してるので不安というほどではないけど、あの時は逃げ馬2頭が暴走して超ハイペースの耐久戦になったおかげで地力の差がそのまま着差に現れた。逆に出遅れや内で包まれたりしてこのコースで2度実力を発揮できなかったのも事実だ。
秋からずっと使い詰めだし、前走川崎記念組がフェブラリーSを勝った例が一度もないのも気になるデータ。取りこぼすならここだろうか。


◎カジノドライヴ
○ヴァーミリアン
▲カネヒキリ


ヴァーミリアンと悩んだけど、本命はカジノドライヴ。8冠を阻止するのはやはり若い世代の仕事かなと。JCダートでは不向きな展開と臨戦課程の中で潜在能力は示していたと思う。時計の速いダート・左回りへの適性は実証済み。ポジション取りがスムーズに行きそうな外枠を引いたのも大きい。


基本的には荒れないレースなので結局3強で決着するんじゃないかと思う。◎アタマ固定の馬単2点と三連単2点で。