天皇賞 その2

先行力と持続力、さらに引き続き東京の馬場が速いことを考えて、アドマイヤフジよりもキングストレイルに興味が出てきた。


前走オールカマーはシャドウゲイトの強襲によってラスト1000メートル地点から11.6-11.4-11.2-11.8というロングスパートの大激戦。逃げ馬にとっては絶望的な展開だったが、ラスト100メートルまで王者マツリダゴッホに食らいついた。最後の1ハロンを12.1でまとめたのは立派。ほぼ3年ぶりの中距離戦であれだけ善戦できたのだから、本当の適性はやはり中距離の持続力勝負にある。先行して長い脚を使えるのはアドマイヤフジと同じだけど、時計勝負に全く不安がない点が魅力。
東京競馬場ではこれまで瞬発力不足によってキレ負けすることが多かったが、天皇賞本番ならばそれほど極端な瞬発力勝負にはならないと思う。枠も少し外過ぎたかと思ったけど、うまくダイワスカーレットを見ながら好位につけることを考えたらむしろかなりいい枠順かもしれない。そしてバックグラウンドには秋の天皇賞を知り尽くした調教師と父親がいる。これで15番人気は面白い。


◎ダイワスカーレット
○アサクサキングス
▲キングストレイル
△アドマイヤフジ